出版社内容情報
神戸異人館街にあるカフェBarの店主・桐夜の正体は古の一族「鬼人」。おしかけバイトの浅緋とともに、人の心にひそむ魔物を祓う。
内容説明
故郷を捨て鬱屈とした日々をすごしていた浅緋は、黒いあやかしに襲われ、異人館街にあるカフェバーの店主・桐夜に助けられる。桐夜の正体は古の時代から、不思議な刀を使い心の闇に憑く魔を祓う一族「鬼人」の生き残りだった。彼の「仕事」に惹かれ、押しかけバイトになった浅緋はやがて桐夜たち鬼人の過去を知り…。モダンとレトロ、六甲の豊かな自然が織り交ざる街・神戸。お人好しヤンキーと美貌の鬼人が奇妙な運命で引き合う―。
著者等紹介
蒼月みかん[アオツキミカン]
兵庫県宝塚市出身。2018年に小説の執筆をはじめる。小説投稿サイトエブリスタで発表した『神戸むこやま幻奇譚―貴方の魔物お祓いします』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Walhalla
25
神戸が舞台の妖ファンタジーです。和風テイストで趣を感じますね。よく知っている場所なので、情景もイメージしやすく、とても楽しめました。2024/01/23
昼夜
12
人の心の闇を糧にする魔物、呪魔を祓う一族の物語。絆の物語なのでキャラ立ちもよく、ネガティヴな感情はそこかしこに溢れてて無くそうとしても無くならないし悪意がある言葉を見たり聞いたりしただけで感染したりするから次は呪魔を操る一族が出てきたら面白いなと思いました。2021/11/22
てみさま
7
神戸異人館街に本当にカフェバー雪があって、本当に彼らが居るんじゃないかって思うくらい引き込まれた。鬼人は皆んなイケメンみたいだな。私の最推しは黒豹のナギ🐈⬛2023/09/01
にゃうぴょん
7
面白かったです。お人好しヤンキー浅緋とイケメン鬼人桐也が人の心の闇の塊からなら呪魔を祓っていくお話です。鬼人の里の東雲とのエピソードには引き込まれました。浅緋君の両親の鬼人とのエピソードも読んでみたいので続編希望です。2023/04/21
あずとも
4
お人好しヤンキーと美貌の鬼人コンビが人々の心の闇を祓う妖ファタジー。それぞれの過去に向き合い前を向けた二人の今後の話もぜひ読んでみたい。皆キャラがよく神戸の情景もよく描かれていて楽しく読んだ。2021/12/05