出版社内容情報
「君はーー幻の「森の民」なんだよ」
小さな森を駆け抜け、新しい知識と師を探してーー
幼くても腕は一流の薬師の少女が世界へ羽ばたくロード・ストーリー。
コミカライズ企画進行中!
内容説明
「ミーシャ、君は幻の『森の民』なんだよ」私が医師にも勝る伝説の薬師!?初めて一人で治療をしたら、みんなが大騒ぎなの。翠の目と白金の髪なら間違いないとか、貴族も隣の王族も探してるとか。なのに頼りの母さんが事故で亡くなっちゃった…もうひとりぼっち。ううん、いつまでもくよくよしてちゃダメだよね。王様の召集に乗っかって、おっきい図書館のある隣国に遊学しよう!って、このご婦人の顔色、すごく悪い。紫のあざにこの匂い…毒だ。症状は治せるけどちゃんと理由を調べなくちゃね?小さな森を駆け抜け、新しい知識と師を探して―幼くても腕は一流の薬師の少女が世界へ羽ばたくロード・ストーリー。書き下ろし番外編巻末収録!
著者等紹介
夜凪[ヤナギ]
九州の端っこ出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
49
表紙の絵が可愛くて読み始めたら2巻までも一直線(^^♪。ひねこびた婆には初々しいミーシャが可愛くて。幼いながら薬師としてのミーシャは凛々しい(笑)し、父親の正妻より側室と呼ばれるレイアースの方が優れているように書かれているのは読み手を引き付ける手。だけど薬師とは言えないような幼い?13歳なら育て方によってはこのようにもなれる意味合いも含めて面白い。森の中から出て都会への見聞を広めるミーシャ。2巻は宮廷でのお話でした。3巻目はまだまだ先のようです2024/01/23
よっち
41
卓越した医療技術を持つ幻の「森の民」である母の一人娘ミーシャ。瀕死の父を治療する母を事故で亡くした彼女が、王様の召集により隣国に遊学するロード・ストーリー。過酷な現実に直面しながらも薬師の自分にできることをやり抜き、前を向いて隣国へ旅立つことを決めたミーシャ。使者ジラルドたちと共に向かう旅で出会うスリの少年と老婦人、同胞との邂逅、小狼との出会いと過去の思い出、そして龍神様の奉納舞と誘拐騒動。周囲の大人に見守られながら、その優れた洞察力と直感でかけがえのないものを救ってゆくミーシャのこれからが楽しみですね。2023/06/11
サキイカスルメ
22
好き!!あらすじから主人公ミーシャのお母さんは亡くなった状態で始まるのかと思ってましたが、違いました。旅立つまでは結構長め。だた、そこが描かれたからこそ、ミーシャに幸せになってほしいと心から願える物語になっていたのかなと。子どもながらにたくさんのことを背負いながら、優しさと行動力を失わないミーシャがとても好き。旅先でのトラブルは、どれも何かを失ってしまった悲しみを内包しながらミーシャたちによって幸せな方へ導かれ優しい結末になるのが良かったです。ミーシャはどう成長していくのか、続きも楽しみ! 2023/06/11
dorimusi
19
Kindle Unlimited. 表紙買い(買ってないけど)だけど思ったより面白かった。1冊の本として起承転結考えてないと思われるので、なんか読後の印象が微妙。思った以上に面白かったはずなのに序盤の印象が薄れてる。結構重たい設定で主人公のテンションの波が激しいけど空気感は好き。もうちょっとミステリ感出してくれた方が好みだけど。続きも気になるなぁ。結構加筆してるみたいなのでWebで読むのも微妙。買うかな。2025/03/03
サンゴ
18
薬師であることが支えかな2025/04/30