出版社内容情報
第1弾「悪鬼のウイルス」第2弾「ドールハウスの人々」発売後即重版!<既刊発掘シリーズ>好評につき早くも第4弾!
内容説明
17時58分、日本中の灯りが一斉に消えた。もう外出は許されない。非常事態のため日本が導入した「夜」制度のせいだ。日没とともに、電力が途絶え通信・警察・医療などが完全に停止する。禁じられた時間に街で遊ぼうと、高校生のアキラたちはこっそり家を抜け出した。だが彼らは知らなかった。「夜」には「何か」が目を覚ますことを―。道に並んだバラバラの死体、殺されていく仲間たち。闇に蠢く見えない敵に抗い、彼らは生きて帰れるのか!?壮絶サバイバルホラー開幕!
著者等紹介
二宮敦人[ニノミヤアツト]
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨
25
何となく生き残るのが誰と誰か、が予想できた。ホラー要素も少し薄い気がする。あと女子こわー(笑)2020/12/18
Yu。
18
‥国を動かす側が怠慢しちゃうと、全てが国民に乗っかってくるの‥っていう、まさにタイムリーな世界観が描かれてます。。2021/10/02
A
17
夜の間は外出が禁じられ、電気も警察も全てが止まるようになった日本。高校生アキラ達は初めての「夜遊び」に出掛ける。怖いのは人間。2022/10/26
じーつー
15
『夜』に出歩いてはいけない。 電力の供給が全て遮断され、あらゆる活動の停止を余儀なくされる『夜』の時間。 闇が広がり人が消えたりと、その『夜』に出歩くことは一切禁止されているという。 読み初めて気になる事として、怖いものは『人』か『人ならざるもの』か。 途中までは両方あるかなと期待しながら読んだけど、結論恐怖は片方だけ。 それがどちらかは読んでのお楽しみで。 作者の「これで驚かせてやろう」が読めちゃったのは残念だけど、それなら逆にどのような展開を持ってきてくれたら満足できたのだろう?2020/11/24
イシカミハサミ
10
もっとホラーかと思ったら、 ずっと人間劇だった。 というのは実は二宮作品ならいつものことではある。 なぜ作中ほどに“夜”が怖れられるようになったかは 説得力がなかったけれど、 人間の暗部、という意味では怖かった。 芯を食っていくスタイル。2021/01/22