内容説明
欧米列強に開国を迫られた幕末。時代の先駆者たちは、広く世界に眼を向けて思索し、誠実に行動し、生死を度外視して言うべきことを言った。黒船来航から170年。世界が歴史の曲がり角に入った今、彼らの生きざまは私たちの選択の参考になるだろう。
目次
幕末の鬼才 佐久間象山―その老母も世界を見ていた
「狂悖の人」吉田松陰―獄中書簡にその生きざまを辿る
残照の幕臣 川路聖謨―プチャーチンにどう応接したか
天下の師父 横井小楠―勝海舟はその識見に敬服した
先駆者たちの最期―刑死、暗殺そして殉死
明治への序曲 一八六三年―オランダへの留学と攘夷戦争と
著者等紹介
土谷精作[ツチヤセイサク]
1935年生まれ。都立日比谷高校、早稲田大学卒業後、NHK記者。ポリオ大流行、吉展ちゃん事件、安保・大学紛争、水俣病裁判などを取材。その後、放送計画部長、放送文化研究所長を歴任。専修大学、明星大学、大東文化大学で放送論、マスコミ論、情報文化論などを担当。主著『放送 その過去・現在・未来』、『鎌倉の吉田松陰』。日本記者クラブ会員、鎌倉ペンクラブ顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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