親に知っておいてほしかった「悪魔の口ぐせ」―“何気ないひとこと”で子どもに一生残る傷をつけないために

馬場 啓介【著】

あさ出版（2025/01発売）

• サイズ 46判／ページ数 244p／高さ 19cm
• 商品コード 9784866677255
• NDC分類 379.9
• Cコード C0077

出版社内容情報

子育てには正解もなければ、完全無欠の成功者もいない。

「あなたらしいのが一番」「頑張ればできるよ」……。無意識に使いがちな親の口ぐせが、子どもを苦しめているかもしれない。

無意識の言動・何気ない一言で、子どもの可能性を簡単に奪うことができてしまう、「親」とは怖くて難しい役目。このことを常に意識し、危機感を持って子育てを行うことが何より大切と考える著者が、〈自分にとって悪影響だった「悪気のない親の口ぐせ」〉を集め、それがなぜ「悪魔のような言葉」になってしまったのか？　親はどうすればよかったのか？　などを、人の可能性を最大限に高めていくコミュニケーションのプロとして解説していく。

内容説明

子育てには、正解もなければ、完璧な成功者もいません。なぜ、子どものためを思って言った言葉が「悪魔」になってしまうのでしょう？実は、「悪魔」と「天使」の差は紙一重。いくつかのポイントをおさえれば、子どもへの愛情を「天使の口ぐせ」として、まっすぐ伝えられるのです。

目次

０１　私から「自信」を奪った口ぐせ
０２　私から「私らしさ」を奪った口ぐせ
０３　私から「考える力」を奪った口ぐせ
０４　私から「楽しむ力」を奪った口ぐせ
０５　私から「愛する勇気」を奪った口ぐせ
０６　私から「信じる勇気」を奪った口ぐせ
０７　私から「無限の可能性」を奪った口ぐせ
０８　私から「自由」を奪った口ぐせ

著者等紹介

馬場啓介［ババケイスケ］
マザーズコーチングスクール代表／トラストコーチングスクール代表。１９８０年、鹿児島生まれ。法政大学法学部卒。米国留学後、外資系人材サービス会社を経て株式会社コーチ・エィ入社。トップトレーナーとして国際コーチング連盟の試験官も務める。２００９年、トラストコーチングを設立。経済産業省や大手企業の人材育成担当を務める傍ら、「誰もがコミュニケーションを学ぶ文化を創る」をミッションに、国内外に累計約５０００名の認定コーチを育成している。また、コミュニケーションの重要性を伝える活動に力を入れている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[あっか]

ふーむなるほどー。「この言い方はダメですよ」というより、子育てコーチング達の「“私は”この言い方でトゲが刺さっています」という、実際の経験により色々なパターンが分かる1冊。これもダメなことがあるのかー！と思う口ぐせもあるけど、表面的な言い方というより親自身の心の持ち方と在り様、そしてそれを言う裏側の思いまできちんと伝えることが大切なのだなと改めて思う。親自身に自信がないから出てきてしまう口ぐせ、その口ぐせは愛からなのか実は不安からなのか、「親が考える正解は『将来の苦労を減らすための正解』であっても、→

2025/05/24

[ta_chanko]

子どもの「自信」「自分らしさ」「考える力」「楽しむ力」「愛する勇気」「信じる勇気」「無限の可能性」「自由」を奪ってはいけない。何気ない口癖、一見「子どものため」を装って放たれる一言が、子どもを追い詰める。人格を否定しない、条件づきで褒めたり叱ったりしない、勝手に決めつけない。存在自体を無条件で認め、子どもが安心して伸び伸びと過ごせる環境づくりが大切。

2025/12/12

[Huuro]

「ウチは貧乏」「大学は国立のみ」と言われて育ち、まあ貧乏性な人に育ちましたよね。何ていうかお金を使う恐怖があって。反動で息子達にはお金を沢山注いだなあ。自分にお金をかけるのに今だに罪悪感ある。で、実家の断捨離でカシミヤ100%のブランドコートやスーツがどっさり出てくるとなんだかなあと思う。こっちはユニクロのカシミヤセーター買うのも毎年熟考してるのに(苦笑)

2025/03/05

[卓ちゃん]

自分は子供が嫌がる「悪魔の口ぐせ」をずっと言い続けてきたのだろうと思うが、振り返ってみると、我が家では「お姉ちゃんなんだから・・・」と言うことはほとんどなかったと思う。その点はよかったのかな、と思う。「みんなで食べると何でも美味しい」「一番大切な心の教育は、お金では買えない。」重い言葉だ。

2025/05/28

[つじつじ]

心配だから…とかあなたの幸せを願ってるとか、いい言葉だと思うけど、使い方や受け取り方でどうにでもなるだな。直接傷つける言い方じゃないのに。難しい。

2025/05/31