内容説明
壮絶な戦いから5年。ようやく敗戦を知ったミサイアネスは激しく怒り、“死の女”またの名を“影”と呼ばれる母に、再び“肥沃な土地”征服の手助けを命じる。愛する息子ミサイアネスと、無垢な少女との間で、“影”の心は激しく揺れ動く。2002年度IBBY(国際児童図書評議会)オナーリスト、2002年度(ミュンヘン国際青少年図書館)ホワイト・レイブンス特別賞受賞、アルゼンチン国内での受賞多数。
著者等紹介
ボドック,リリアナ[ボドック,リリアナ][Bodoc,Liliana]
1958年、アルゼンチンのサンタ・フェ生まれ。クジョ国立大学にて現代文学を専攻。教師を経験後、南米大陸の神話や先住民文化を題材にしたファンタジーの執筆を決意。2000年に初の著書となる「最果てのサーガ」シリーズを発表し、南米でベストセラーとなる。自国で数々の賞に輝いたほか、同年国際児童図書評議会の推薦作品にも選ばれ、欧州各国で翻訳されている
中川紀子[ナカガワノリコ]
上智大学外国語学部イスパニア語学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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