内容説明
兼本浩祐、待望の第六詩集。
目次
甕の中には誰もいないが僕は寂しくはなかった
私のために傘をさしてください
私は表在神経だけの生き物になる
ジベルバラ色粃糠疹
そんな剥き出しの死を
きっと私は感染する
じじいはどこにいるんじゃ
あるいは赤が現れる
私は本当は右の乳首から機械になりたかったんだって
蟻を爪に描けてその爪を噛めるから〔ほか〕
著者等紹介
兼本浩祐[カネモトコウスケ]
1957年に島根県仁多郡で生まれる。1986~1988年にかけてベルリン自由大学で外人助手として勤務。精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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