内容説明
これからの地域活性化のキーファクターとして宗教集団を捉え直す。いま宗教集団はいかに地域振興に関わり、また次世代を育てているのか。仏教、神道、キリスト教、新宗教など幅広い事例調査から探究する。
目次
人口減少時代における宗教集団と地方創生の可能性
第1部 伝統宗教の挑戦(地域仏教青年会のなかで成長する僧侶たち―次世代教化システムによる信仰継承の意義を考える;講を引き継ぐ若手宗教者たち;次世代への信仰継承を紡ぐ神道青年会の挑戦;宗教文化の社会的協育から育む地域と観光―地域社会で生きる宗教者、信者、そして普通の人びとに着目して)
第2部 移動と越境から宗教文化を見つめ直す(「場」をめぐる新宗教の模索―サードプレイスとしての立正佼成会;コロナ禍における移動と宗教―社会的空間の再構成と「動く」信者に注目して;一つの信仰、三つの言語―多元社会台湾における世代交代の際の言語、信仰、エスニック・アイデンティティ)
宗教と文化政策の諸相