内容説明
近年世界じゅうで「政治囚」として投獄されたり処刑されたりしている人びとは恐るべき数にのぼっている。本書は、秘密警察の虐待や拷問にもかかわらず奇蹟的に命びろいをした人々からの証言を元にまとめたリポートであり、今日もこの地球上に、ゲシュタポに劣らず残忍な秘密警察が存在しない大陸は一つもないことが明かされる。
目次
第１章 世界の秘密警察の現状
第２章 アメリカ合衆国
第３章 ラテン・アメリカ
第４章 西ヨーロッパ
第５章 ソヴィエト連邦と衛星諸国
第６章 アフリカ
第７章 北アフリカと中東
第８章 アジアとオーストララシア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
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理想に生きる者は殺される。ゲバラ然り、ケネディ然り。大勢順応は庶民の生きる知恵である。自民党議員が最も人間らしい人間ということになる。50ヵ国にのぼる監禁、拷問、処刑の記録を読み続けるにはタフさが要る。標的は反政府党派は勿論のことながら、司教、労組、ジャーナリスト等物事を自分の頭で考えられる者。カンボジアや中国のように知識人全部といったほうが早い。必ず民間右翼・自警団が加勢する。日本は取り上げられておらず100人中95人に「ああ日本に生まれてよかった、労組活動しても殺されないもの」と思わせる副作用をもつ。2018/11/27
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