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内容説明
1972~2017、激動の45年間!!ゲームセンターの過去と現在。
目次
序章 僕とゲームセンター
第1章 ゲームセンター前夜―エレメカからビデオゲームへ
第2章 ゲームセンターを育てた『スペースインベーダー』
第3章 80年代ゲームセンターは百花繚乱の時代
第4章 80年代ゲームセンターの実態とプレイヤーの心情
第5章 対戦格闘ゲームと3Dポリゴンの発展
第6章 90年代ゲームセンターとプレイヤーの質の変化
第7章 データ保存とネットワークの導入
第8章 インターネット時代の光と闇
著者等紹介
石井ぜんじ[イシイゼンジ]
1986年~1999年に発行されていたアーケードゲーム専門誌『ゲーメスト』元編集長。第一回ゲーメスト大賞受賞作の『ダライアス』(タイトー)では、クジラルートで全国一位のスコアを記録している。多数の媒体でゲームライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
23
昔のゲームセンターには暴力沙汰がない日なんてなかった。胸ぐらのつかみ合い。飛び交う灰皿。店外での乱闘。通報されてやってくるおまわりさんたち。そうしたぼくたちにはベーシックであり、今の子たちからはアマゾン奥地の未開人の争いにしか見えないであろう時代を思い出す。ゲーメストの編集長であった著者の語る各時代。ソシャゲや家庭用ゲーム機の凄まじい進化により衰退する業界。遠からずゲームセンターは絶滅するだろうと思うけれど、当時の熱狂はこうして文章として残され、頁を開くたびに幾許かの熱を発する。2019/11/01
hnzwd
20
70年代から現代までゲームセンターがどう移り変わってきたのかを、実際のゲーム名をあげながら解説してくれています。インベーダーブームから多様化、格ゲー、音ゲー、、そしてカード型だったりネットワーク対戦だったり。。本作が書かれた2017年から5年が経ち、インターネットはますます発達。ゲームガチ勢は家でやるのが当たり前になっていますが、これからのゲームセンターはどう差別化すれば生きていけるのか。賞金・商品付き大会の気もするけど、風営法で縛られてるのも辛いのか。2022/07/10
kouki_0524
6
著者の石井ぜんじ氏は長らく雑誌「ゲーメスト」の編集長だった人で、魔界村などの攻略ビデオでプレーヤーを務めていたゲーマーである。 この本はアーケードゲームの歴史をつづっているが、タイトルを列挙したものではない。当時のゲームセンターの空気感をその場に居合わせた本人ならではのリアリティで語っている。だからこそ、90年代のストIIブームの熱狂に隠れた弾幕シューティングの黎明期についても書き逃さないし、それぞれのジャンルのプレーヤー層についても刻銘に述べられている。今後もライターとしての著者に期待したい。2017/04/24
niz001
3
タイトル通り黎明期から現在に至るまでの『ゲーセン』年代記。ゲーメストとともにゲーセンを見続けてきた石井ぜんじさんだからこその1冊。オペレーターサイドの話はあんまり読んだことないので色々考える。自分も80年代のあの時代にゲーセンに通ってたのは幸運やったなぁ。2017/03/25
BsBs
2
とてもいい本でした。ゲームセンターを1番近くから見続けてきた著者の情熱と裏打ちされた知識量を感じます。アーケードゲームの歴史を知る上ではとりあえずこの1冊、という思いです。2017/05/04