出版社内容情報
世界に誇る日本文化のひとつ、漫画・アニメーション。その祖ともいわれる「鳥獣戯画」ですが、特に、擬人化された愉快な動物キャラクターたちが登場する有名な甲巻は、数年前から国語教科書に「鳥獣戯画を読み解く」という教材として紹介され、今や大人から子どもまで、その名を知らない人はいないほど人気の作品となりました。
東京国立博物館で甲乙丙丁の4巻すべてが紹介されることとなったのをきっかけに、これまでの甲巻だけではなく、4巻を通して鳥獣戯画の部分だけでなく、人物戯画の部分も紹介し、作品全体を通して読み解いていきます。
本書の特徴として、シリーズ3冊の巻頭とおして甲巻すべての場面を掲載しています。また、教材の補足にできるように「やってみよう」「チャレンジ」「日本文化について知らべてみよう」など自分で調べてまとめる方法などを紹介しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
25
写真や図を豊富に使いながら描く鳥獣戯画の解説本。詳しい訳でも深めたいと思う訳でもないが、何故か手にしてしまう鳥獣戯画の関連本。専門書になる程、執筆者の独自思想が入り困惑する時もあるけれど、この本は作品そのモノにスポットを当てて解説する内容で、興味深くページを捲れました。詳しい入門書のようで読んでいて楽しい。ただ、情報量の割に高額なので続きを読むかは悩みどころ。2022/02/05
猪子
6
ついつい読んでしまう鳥獣戯画関連の本。甲乙丙丁で内容が違うのは知らなかった。私が知っていたのは甲巻だけだったようです。巻によって絵師が変わっているのか、丙巻より甲巻の動物たちの方が可愛くて好き。2023/03/09
わらん
1
キャラクター編2023/01/14