内容説明
仕事に恋愛…きらめく絶頂期に介護が突然やってきた!介護“あるある”問題を段階別に解決!未婚・独身・一人っ子の“パラサイトシングル”による両親介護の知恵袋。不安にこたえる認知症専門医のアドバイス付き!
目次
1 急性期―いざというときの救急介護手帖(かかりつけ医をもとう;救急搬送の心得 ほか)
2 回復期―終わりが見えない長期戦に備える介護設計図(ケアマネとヘルパー;認定調査とは ほか)
3 疲れ期―すり減らないうちに介護崩壊予防・再生術(どこへ行った?“私”の時間;羞恥心の壁をはずすバスタイム ほか)
4 卒業期―介護の先にあるステージへ自分未来図の描き方(喪失感を乗り越えて;断捨離とシンプルライフ ほか)
著者等紹介
さらだたまこ[サラダタマコ]
放送作家、劇作家、エッセイスト。日本ペンクラブ会員。東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大学在学中にNHKでラジオパーソナリティーデビュー、ニッポン放送に脚本が採用され作家デビューを果たす。卒業後は放送作家、劇作家、パーソナリティーとして活動するかたわら、女性のライフスタイルや食文化をテーマとした書籍を多数著す。1994年から社団法人日本放送作家協会理事を務め、2012年に理事長に就任。2015年より作家養成スクール「市川森一・藤本義一記念 東京作家大学」の学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひらちゃん
73
シングルで両親の介護は負担が大きい。足元にも及ばないけど、介護の大変さが身に染みてます。様々な制度を利用して、時には誰かに任せる選択も大切。母の時、最初にケアマネさんと話したときは何でも相談できて助かりました。今は父のケアマネさんや地域の民生委員さん、入院時にはソーシャルワーカーさんと、いろんな方が相談にのってくれます。弟のいる自分はまだましかも。一人だったらと思うと息が詰まりそうです。こうして読むと一歩引いて考えることもでき良かったです。2021/02/15
わい
2
介護するなんて考えてもなかったという人におすすめかもしれない。まずはとにかくひとりで抱えないことにつきる。2021/03/06
りななな
1
介護のしくみについて勉強したくて読んだ本。とても満足。入退院による介護のはじまりから看取りまで、著者の経験が具体的にしっかりと書かれている。両親を1人で介護するのは本当に大変だと思うけど、背景に両親への愛がしっかりあって良かった。2022/02/09
beirain
1
介護の様子が著者の時系列に沿って語られており、その所々で専門的な言葉や制度が説明されていて分かり易かった。また著者の両親や介護の様子の模写がすごく生々としていて読み物として普通の読んでも楽しいのでは。2021/02/02
虎ボルタ
0
面白かったです。親の介護未経験、最近介護保険のお世話をする仕事についた私にとっては、等身大で楽しめました。このジャンルの本を手に取ること増えましたが、読み物としてぶっちぎりで面白かったし、共感できるポイントも多かった。2022/12/22