内容説明
民俗学者、歌人、地名研のリーダーの兄・健一。詩人、変革者、思想家の弟・雁。お仕着せの民主主義に抗して少数派の道を歩んだふたりは、何を思い、何と格闘したのか。最後の戦中派がたどった戦後七十年の軌跡。
目次
最後の戦中派
遅れてきた青年
原点が存在する
成熟へのひとしずく
サークル村から
日本残酷物語
三池闘争から安保闘争へ
知識人と大衆
民俗世界への眼差し
挫折と転生
谷川民俗学の場所
稀代のオルガナイザー
宮澤賢治VS.夢野久作
青の思想家
ロゴスとパトス
精神共同体の運命
著者等紹介
前田速夫[マエダハヤオ]
民俗研究者。1944年、疎開先の福井県勝山生まれ。東京大学文学部英米文学科卒。68年新潮社入社。95年から2003年まで文芸誌『新潮』編集長を務める。87年より白山信仰などの研究を目的に「白山の会」を結成。『余多歩き 菊池山哉の人と学問』で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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