出版社内容情報
一万年前から現代に至る地層の形成過程を綿密な地質調査と発掘された海産貝類等を基に科学的に解く。日本地理学会賞受賞作を大幅増補
遠藤 邦彦[エンドウ クニヒコ]
1942年、東京都練馬区豊玉に生まれる。1965年、東京大学理学部地学科卒業。1972年、東京大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程を満期。日本大学文理学部応用地学科(現地球システム科学科)講師。1988年、同大学同学部地学科教授。1995年‾華東師範大学(上海市)顧問教授。2001‾2003年、日本大学文理学部自然科学研究所所長。2012年、日本大学文理学部を定年退職。2013年、日本大学名誉教授。
日本第四紀学会前会長、日本第四紀学会名誉会員、富士学会理事長。
内容説明
日本地理学会賞(優秀著作部門)受賞。東京や関東平野を大幅増補!一万年前から現代に至る地層の形成過程を、綿密な地質調査と発掘された海産貝類などを基に科学的に解く。
目次
第1部 日本の沖積層―未来と過去を結ぶ最新の地層 概論(関東平野の特徴;沖積層の基底地形と層序の概要;溺れ谷の時代―カキ礁の発達;関東平野中央部におけるLGM以降の海水準変動の復元;関東平野における沖積層の形成過程;沖積層研究の重要性;沖積層に関するQ&A)
第2部 日本の沖積層―未来と過去を結ぶ最新の地層(関東平野の地形・地質の特徴;沖積層の層序―定義について;沖積層の器―埋没谷;中川低地・東京低地・東京湾の沖積層;マガキ礁の発達―溺れ谷の時代;関東平野中央部におけるLGM以降の海水準変動の復元;東京湾北部~中央部の沖積層;中川低地の沖積層(上部層を中心に)
利根川の流路変遷と沖積層
関東平野における沖積層の形成過程
日本の海岸砂丘の形成史と、風による粒子の運搬
沖積層をめぐる課題
完新世の相対的海水準変動と縄文海進―続
東京の地形をめぐって
沖積層研究の重要性)
著者等紹介
遠藤邦彦[エンドウクニヒコ]
1942年東京都練馬区豊玉に生まれる。1965年東京大学理学部地学科卒業。1972年東京大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程を満期。日本大学文理学部応用地学科(現地球システム科学科)講師。1988年日本大学文理学部応用地学科(現地球システム科学科)教授。1995年~華東師範大学(上海市)顧問教授。2001~2003年日本大学文理学部自然科学研究所所長。2012年日本大学文理学部を定年退職。2013年日本大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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