出版社内容情報
谷川民俗学への最良の入門書。「日本人とはなにか」を考えるすべての若ものたちに遺された渾身の問題提起の書。
前書き
第一部 対話のたのしみ 作品を語る
第二部 魂の民俗学と私
初出一覧
大江 修[オオエ オサム]
大江 修(おおえ おさむ)
昭和30年、宮城県生まれ。昭和55年、早稲田大学法学部卒業。学生時代に柳田国男の著作を読み感銘を受ける。『谷川健一全集』の月報「巻末対話」で7年間に亙り聞き手を務める。編に『魂の民俗学─谷川健一の思想』(冨山房インターナショナル)がある。現在、会社員。仙台市在住。
内容説明
古代史、地名研究から小説、短歌などの創作まで、従来の民俗学の枠を遙かに超えて道なき道を歩んだ孤高の巨人・谷川健一。全集各巻に付した「巻末対話」で、「若き友人」大江修を相手に著作の根柢にある思想を解き明かす。ここで読者は対話者とともに長年にわたる谷川健一の思索の過程を追体験することになる。平成二十五年に完結した『谷川健一全集』(全24巻)各巻の掉尾を飾って好評を博した「巻末対話」を全編収載。全集の各著作誕生の秘密を著作者自らが語る。「日本人とはなにか」を考えるすべての若ものたちに遺された渾身の問題提起の書。
目次
第1部 対話のたのしみ―作品を語る(白鳥伝説;大嘗祭の成立 日本の神々;古代史ノオト;神・人間・動物 古代海人の世界;南島文学発生論 ほか)
第2部 魂の民俗学と私(見るべき程のことは見つ;魂の民俗学―谷川健一の根柢にあるもの;谷川健一先生と常世;谷川先生との対話を懐かしむ;谷川先生との対話の楽しみ―『谷川健一全集』巻末対話を終へて ほか)
著者等紹介
大江修[オオエオサム]
昭和30年宮城県生まれ。昭和55年早稲田大学法学部卒業。学生時代に柳田国男の著作を読み感銘を受ける。『谷川健一全集』の「巻末対話」で7年間に亙り聞き手を務める。現在、会社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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