歴史教科書の日米欧比較―食料難、移民、原爆投下の記述がなぜこれほど違うのか

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歴史教科書の日米欧比較―食料難、移民、原爆投下の記述がなぜこれほど違うのか

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784811905150
  • NDC分類 375.32
  • Cコード C0037

目次

第1章 戦争と食料難―飢餓を忘れる日本、忘れないヨーロッパの歴史教科書(二度の大戦をつないだ飢餓への怨念;第二次世界大戦の食料危機を詳述するヨーロッパ諸国の歴史教科書;食料備蓄の積み増しもせずに日米開戦に踏み切った日本;教科書が書かないアメリカからの食料支援;歴史の教科書から消えた「タケノコ生活」;なぜ日本の教科書は戦中・戦後の食糧難を忘れようとするのか)
第2章 日米独三カ国の教科書が伝える移民の歴史(移民の送出大国から受入大国へ転換したドイツ;アメリカの教科書が書く移民の迫害と競合の歴史;出稼ぎ農民の送金をあてにした明治時代の日本経済;農業を踏み台にした明治の殖産興業;日清・日露の戦争に勝った「一等国」と排日移民法の制定;アメリカ・ブラジルからも締め出されて満州開拓へ;「百万戸計画」の次は「青少年義勇団」へ;移民を忘れる日本の教科書)
第3章 日米の歴史教科書に存在する著しい違い
第4章 支配者のための歴史教科書から私たちのための歴史教科書へ

著者等紹介

薄井寛[ウスイヒロシ]
1949年、栃木県生まれ、68歳。1972年大阪外国語大学外国語学部ビルマ語学科卒業、全国農業協同組合中央会(JA全中)ワシントン連絡事務所長、FAO(国連食糧農業機関)日本事務所次長、日本農業新聞常務取締役、JC総研(日本協同組合総合研究所)理事長、鯉淵学園農業栄養専門学校相談役などを経て、現在、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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マッピー

17
歴史の授業って、近代に近づくほどに駆け足になって、せいぜい大正デモクラシーくらいまでで時間切れ。ドイツだけではなく、ヨーロッパ諸国やアメリカがふたつの世界大戦をどう総括し、次代を担うが学生たちをどう教育しているのか。 アメリカの、日本人移民に対する差別的排除行動もアメリカの歴史教科書にはしっかり書いてあって、それはアメリカの恥ずべき行為であったとまで書いているのに、日本人高校生の何人がその事実を知っているのだろう。多岐にわたる比較を読んで、欧米と日本の歴史への向き合い方の違いに愕然とする。2019/06/15

かもめ通信

13
読友さんに紹介いただいた本。“歴史認識”の問題にも各国の教科書の比較にも興味があったので手に取ってみた。内容は予想以上に多岐に渡っており、戦中・戦後の食料難と近代の移民を主な切り口に、日本とドイツ、イギリス、アメリカ等で実際に使われている高校の歴史教科書の記述の比較が試みられている。非常に勉強になったが内容を消化できたとは言い難く、派生本に手を伸ばしながら折に触れ読み返してみたいとおもう。2017/11/05

Miki Shimizu

4
なんか、この著者は研究者ではないんかなー。すごーい。英語もドイツ語もできるんかー。日本の教科書が、国の為政者の歴史になってる。国民が、歴史から学び、次に何かあったときに権力とも戦える考える国民を創る仕様になってない。ってかいてある。まぁ、国のトップが、いつまで謝らせんねん的なこと言っちゃうくにやからなー。○○はなかった、とか、○○は国のせいじゃないとか、平気で言っちゃう感じやからなー。とても、勉強になりました。外から目線で比較するって大事やなー。2017/11/08

ソノダケン

2
最初はGHQ、のちにそれを引き継いだ日本政府により、「歴史を、特に戦争を暗く書くな」とゆう、教科書検定の方針がさだめられた。戦争は暗く悲惨なものに決まってるが、日本でその常識が通用しないのは教育行政に原因がある。たとえば『ガールズ&パンツァー』や『この世界の片隅に』などが描く「明るい戦争」が支持されるのも、それらが「教科書どおり」の作品だからだろう。2017/08/26

aoi

1
ちょっと自論に誘導する感じがあったけど凄く面白かった。 この本で触れられている問題以外でも世界の歴史認識と差があるんだろうなぁ 広い目で歴史を見れるようになりたいな2020/09/07

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