内容説明
常磐線はかつて日暮里~上野間に顔を出すだけの、都心部とは縁遠い地味な路線だった。しかしその車両群は機関車、客車、電車、気動車ともに魅力に富んでいて、その沿線の千葉、茨城、福島、宮城方面を探訪する人も多かった。今や上野東京ラインへの乗り入れで、東京、新橋、品川へ多数の特急、通勤型が都心に顔を見せている。本書はその原型ともなった時代の懐かしい写真を紹介する一冊である。
目次
1章 上野~取手―一大通勤輸送を担う複々線区間
2章 藤代~水戸―北関東の肥沃な田園地帯と中堅都市
3章 勝田~仙台―南東北の旧炭鉱地帯を経て杜の都へ
著者等紹介
三好好三[ミヨシヨシゾウ]
1937(昭和12)年、東京都世田谷区生まれ。小田急と玉電(現・東急世田谷線)で育ったことから私鉄電車に憧れて幼児から鉄道ファンに。戦後は中央線沿線に転居して、国鉄車両の研究も開始。国学院大学文学部卒業後に高校教諭を務め、1981(昭和56)年から執筆活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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