内容説明
「袴田事件」の袴田巌ボクシングこそ、人生そのものだった。プロ戦績は29戦16勝10敗3分決して倒されなかった。ゴングが鳴る自由をつかめ!袴田は少しだけ笑った。袴田が最も輝いた眩しい“あの夏の頃”のような日々―。「袴田巌はあしたのジョーだ」寺山修司が言った。「一回もダウンがないのよ。すごいね」姉の秀子が初めてほめた。冤罪を晴らした元死刑囚の知られざる時代。
目次
第1章 「あしたのジョー」(ボクサー袴田がいた;寺山修司が描くボクサー袴田の世界 ほか)
第2章 BOXER(白井義男が世界チャンピオンになった。袴田はボクシングを始める;串田ジム入門、素質を認められプロを目指す ほか)
第3章 比類なきファイター(袴田巌の全戦績1 プロの手応え;袴田巌の全戦績2 死闘編 ほか)
第4章 人生の蹉跌(リングに返り咲く日を胸に;不当な鉄鎖との対決 ほか)
第5章 そして、帰ってきた(浜松にて袴田巌に会う;ボクサーの顔に戻った時 ほか)
著者等紹介
齊藤寅[サイトウシン]
1962年名古屋市生まれ。週刊誌記者を経て現在、フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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