出版社内容情報
山の獣を獲って、解体し、おいしく食べる!
東京の暮らしに疑問を感じていた庭師の著者は、岡山に移住し、狩猟免許を取ってわな猟をはじめた。だが、必死の思いで獲ったイノシシやシカの肉はおいしくなかった。おいしいお肉を獲るには生け獲りが必要と知り、ネット動画や本を頼りに独り、生け獲り猟に挑戦する。美しいシカの命を止める葛藤、90キロの強大なイノシシへの圧倒的恐怖心など、さまざまな思いを抱えながら山の中、一対一で獣と対峙する。
五感を研ぎ澄ませ獣道を探し、仮説を立ててわなを仕掛け、生け獲る。捕獲、止め刺し、解体をすべて独りでおこなう狩猟は、心身の負担がとても大きい。だが、自然の中で獣と全力で対峙する狩猟経験を重ねて、心も体も変わっていく。いつしか獣への畏敬の念が生まれていた――。「獲って、おいしく食べる」は生きることの原点。狩猟は有害鳥獣駆除ではなく、自然から糧を得ることだ。狩猟生活は現代人が忘れてしまったものを思い出させてくれる!
再生回数1700万回超の人気動画「大物イノシシを獲って、解体し、食べる」のコマ割り画像ほかカラー口絵8p入り!
内容説明
裏山の獣を生け獲り、解体、おいしく食べる!狩猟は現代人が忘れてしまった何かを思い出させてくれる!都会から田舎へ移住し、はじめたわな猟。獣と一対一で対峙する恐怖、五感を研ぎ澄ませ仕掛けるわな、葛藤と畏敬の念…
目次
第1章 移住してわな猟をはじめる(移住先で見かけたシカの解体;とりあえず取ってみた狩猟免許 ほか)
第2章 狩猟で変わる心と体(単独生け獲り猟をはじめる;獣道にわなを仕掛け、隠す ほか)
第3章 獣肉はおいしい(「SNS発信はやらない」;YouTubeに狩猟動画をアップしてみる ほか)
第4章 自然の中で豊かに暮らしたい(たくましい祖母の思い出;なりゆきでなった庭師 ほか)
第5章 体が喜ぶ獣肉レシピ(シカ肉おすすめレシピ;イノシシ肉おすすめレシピ)
著者等紹介
辺土正樹[ヘンドマサキ]
1984年、島根県に生まれる。島根県立松江東高等学校から南九州大学造園学科へ進学。卒業後、庭づくりを学ぶため東京の庭師のもとに弟子入り。独立後は個人邸や商業施設の庭を手がける。東京での生活に疑問を持ちはじめ、2017年に岡山県の山間部に移住し狩猟をはじめる。YouTube(チャンネル名:life)や音声SNSのVoicy(チャンネル名:移住猟師のひとりごと)などで狩猟の魅力を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。