出版社内容情報
生命と科学と美を架橋した世界的免疫学者の全体像
免疫学の第一人者として世界の研究をリードする一方、随筆家・詩人として、また新作能作者として、芸術と人間性の本質を探った多田富雄。免疫学を通じて「超(スーパー)システム」としての生命という視座に到達し、科学と詩学の統合をめざした「万能人」の全体像を描く。
[寄稿]石牟礼道子・松岡正剛
●今秋発刊〈多田富雄コレクション〉プレ企画
【著者紹介】
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内容説明
免疫学の第一人者として世界の研究をリードする一方、随筆家・詩人として、また新作能作者として、芸術と人間性の本質を探った多田富雄(1934‐2010)。免疫学を通じて「スーパーシステム」としての生命という視座に到達し、科学と詩学の統合をめざした「万能人」の全体像を描く。
目次
1 免疫学と生命(対談・スーパーシステムとゲノムの認識学;ファジーな自己―行為としての生体;利己的DNA ほか)
2 能と現代(新作能一石仙人;異界からの使者たち;右能と左能 ほか)
3 自分という存在(遠い夏の日の川;二つの母校;戦後初めての少年 ほか)
著者等紹介
多田富雄[タダトミオ]
1934年、茨城県結城市生まれ。東京大学名誉教授。専攻・免疫学。元・国際免疫学会連合会長。1959年千葉大学医学部卒業。同大学医学部教授、東京大学医学部教授を歴任。71年、免疫応答を調整するサプレッサー(抑制)T細胞を発見、野口英世記念医学賞、エミール・フォン・ベーリング賞、朝日賞など多数受賞。84年文化功労者。2001年5月2日、出張先の金沢で脳梗塞に倒れ、右半身麻痺と仮性球麻痺の後遺症で構音障害、嚥下障害となる。2010年4月21日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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s-kozy