内容説明
消費者の権利確立を胸に誓った元官僚が語る消費者行政の進展をめぐる歴史の証言。
目次
消費者政策の幕開け―大規模消費者事件と消費者保護基本法の成立
企業と消費者―企業の目覚めと消費者団体の誕生
消費者の安全を守る―消費者安全三法の成立と危害情報システムのスタート
オイルショックと物不足騒ぎ―PIO‐NET開始の契機
サービス契約に切り込む―約款への挑戦
豊田商事事件の衝撃
一般ルール重視へ向けた流れ
産業界・産業官庁の壁を破った製造物責任法
約款の適正化から生まれた消費者契約法
対立する意見をまとめ、消費者の権利を宣明した消費者基本法
福田総理の所信表明演説―消費者庁・消費者委員会の誕生
消費者市民社会への道創り
著者等紹介
及川昭伍[オイカワショウゴ]
1932年岩手県生まれ。1954年東北大学法学部卒、大蔵省入省。以降、1964年より経済企画庁に移り、消費者行政課長、国民生活政策課長、国民生活局長、総合計画局長を歴任し、1987年退官。その後、国民生活センター理事長(1991年~1999年)、同顧問、全国消費生活相談員協会会長、同顧問を歴任。この間、内閣府国民生活審議会委員(1988年~2000年)なども務める。学会等:仲裁ADR法学会理事、司法アクセス学会理事、日本消費者法学会など
田口義明[タグチヨシアキ]
1951年埼玉県生まれ。1974年東京大学法学部卒、経済企画庁入庁。以降、消費者行政、生活行政等に長年取り組み、内閣府国民生活局長、国民生活センター理事等を経て、名古屋経済大学教授・消費者問題研究所長、名古屋市消費生活審議会会長。学会等:仲裁ADR法学会理事、司法アクセス学会理事、日本消費者法学会、日本消費者教育学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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