出版社内容情報
雨が降る時季におすすめの絵本
梅雨入りの知らせに、池のマンションの仲間たちは大喜び。
雨が降りだして、池のマンションの仲間たちが水中から陸に上がってきました。
雨で体が濡れている間は、どこへでも遊びに行けるのです。みんなが向かったのはサーカスのテント小屋でした。
中をのぞくと、雨漏りで出演する動物たちがうんざり。
そこで、池の仲間たちが代わりに出ることになりましたが…
ざんざん降りのサーカスは、みんなの活躍で拍手喝采。
雨はもうすぐやみそうです。
雨の一日を軽快に描きだすキュートなイラストも魅力の、想像力がふくらむ絵本です。
内容説明
“いけのマンション”にすむいきものたちがまちにまった、つゆになりました。「ばんざ~い!ばんざ~い!」みんなおおよろこび。あめがながくふれば、みずのなかのいきものもりくにあそびにいけるからです。さあ、たのしいあめのひのおでかけのはじまりです。
著者等紹介
井上コトリ[イノウエコトリ]
1978年、千葉県生まれ。法政大学文学部卒業後、東京デザイン専門学校にてイラストを学び、2005年よりフリーのイラストレーターとして活動。雑誌や書籍、広告などのイラストレーションを多く手がける。2011年、初めての絵本『わたしドーナツこ』(ひさかたチャイルド)を出版、絵本作家としても活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
3
池のマンションの住人たちが待ち望んでいたのは梅雨入り。何しろ水の中で暮らしているので、雨が降っている時でないと水の外の世界に出ていけないわけです。待ちに待った梅雨入りの日に、みんなして出かけたいろんな場所。遊んで、進んで、そのうちに見つけたサーカス。雨漏りのするテントでびしょ濡れの団員たちが困っています。団長さんがそんなところにやってきたみんなに急遽出演を依頼します。初めてのことでしたが、喜んで引き受けた池のマンションの住人たち。雨の中のサーカスも楽しめるとあって、拍手喝采。楽しいお出かけになりました。2025/06/15
たくさん
0
陰もあれば陽もあるみたいな、みんなが嫌がるような雨の日を待ち望んでいる人もいるかもしれないね、というような雨の生き物の活躍。自分の知らない世界、得意なものが違う人たちへ対する敬意の想い。そういうのも感じられるといいですね。2025/06/11