感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
34
小説を読んでいて、なんとなくはわかっているが意味がいまいちあいまいな言葉(特にレトリック、メタファー、アイデンティティ、アナキズムのような横文字系)が多いので、一度基礎から復習してみたく購入。各カテゴリごと(科学・言語・文化宗教・哲学心理など)に頻出する単語がまとまっており、それぞれの単語に関してくわしく解説されていたので、いい学びになった。何度も読み返したい。2019/02/05
石橋陽子
19
本を読むにあたって、正確に読むことは重要で、語彙が曖昧なまま読み進めると、著者が伝えたいことと違った解釈をしてしまうことを懸念し、今回、高校生に戻ってこちらを勉強した。そもそも理系の私は、国語の勉強を全くせずきてしまい、基礎を固めておらず今に至る。語彙の勉強は新しい発見ばかりで大変面白く、評論等読むにあたり、自分の中で変化があるのではと思っている。とはいえ、学んだばかりで応用は効かず、即戦力に繋げるには繰り返しが大切だと思う。しばらくは私のお供になってもらおうと思う。2024/08/31
baboocon
14
千田琢哉さんのお薦めから。学生時代、現代文は苦手ではなかったけれどこの本に載っている単語をすべてきちんと説明できるかといわれると・・・。読書するにしても語彙力の基盤は重要なので繰り返して身につけたい。2021/04/07
PONSKE
14
「専門書のお供に」 現代文読解に必要な語句を分野別に紹介。内容が理解できないことの理由の1つに、意味のわからない言葉が多いというのがある。この本で概要を押さえれば、専門書の読解に役立つのでは。受験向けの参考書だが、高校生のときのほうが今より難しい文章に触れていたんだなと思う。 2019/02/11
美東
13
類書の斎藤哲也編著「読解 評論文キーワード 改訂版 頻出270語&テーマ理解&読解演習54題」(筑摩書房)https://bookmeter.com/books/16654323 に比べて、本書は掲載キーワードが60語ほど少ない210語となっているが、その分、とりあげた例文と解説などはこちらのほうが親切な構成になっているような感じがした。前者が「読解のためのキーワード集」が主眼であるのに対し、本書は「キーワード読解のための解説集」といった具合。2024/03/16