わたしのおとうさんのりゅう

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  • サイズ 46判/ページ数 179p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865284911
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

幼い頃に読んだ児童文学を きっかけに、やくざだった父、 芸者だった母の過去をたどる道行き

私は、『エルマーのぼうけん』を日本で初めて読んだ子どもです。
印刷屋で働いていた父が持ってきたゲラの束『エルマーのぼうけん』を「私」が読み聞かせてもらったエピソードからはじまり、『ドリトル先生』シリーズ、少年少女世界文学全集、メアリー・ポピンズなど、幼いころに読んだ児童文学と当時の記憶を「私」がたどるうちに、行き着いたのは両親の過去だった。

児童文学をトリガーに、自身と自身につらなる人々の過去と記憶をたどる一冊!



【著者紹介】
伊藤比呂美(いとう・ひろみ)

1955(昭和30)年、東京生れ。詩人、小説家。1978年、詩集『草木の空』でデビュー。1980年代の女性詩ブームをリードする。また『良いおっぱい 悪いおっぱい』等、育児エッセイ分野も開拓した。1997(平成9)年に渡米後も、熊本の両親の遠距離介護と創作活動を続け、1999年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、2007年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、翌年に紫式部文学賞、2021(令和3)年『道行きや』で熊日文学賞を受賞。2015年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2019年に種田山頭火賞、2020年にはスウェーデンのチカダ賞を受賞した。他の著書に『女の一生』『閉経記』『父の生きる』『新訳 説経節』『切腹考』『いつか死ぬ、それまで生きるわたしのお経』『伊藤ふきげん製作所 思春期をサバイバルする』など。

内容説明

なんと漂流、脱獄、逃走が多かったことか。親のない子、親から離れた子の話が多かったことか。何もかもが旅でした。まるでそれが、児童向け図書の目的であるといわんばかりに。おとなたちは、だれもが戦争を生き延び、戦後を生きていた。全集の企画者も、翻訳者も、編集者も、そして買ったおとなも、私の父も、心のどこか奥底で、それを、子どもたちに、私に、手渡したかったのだとしか思えないのです。家から出ていけ。漂流しろ。路上で暮らせ。逃げろ。闘え。その結果、私たちが得られるものとは、家族とか家庭とかいうものから解放されることでした。

目次

エルマーのぼうけん
わたしのおとうさんのりゅう エルマーのぼうけん
ルーシーのむしめがね エルマーのぼうけん
井伏鱒二の敬語 ドリトル先生アフリカゆき
ネコ肉屋の体臭
銚子の海
おじさんの本棚
兄きと姐さん
背中の刺青
昭和の文体 少年少女世界名作文学全集
父の戦争
父の軍歴
サカナとヤクザ
ペペルモコ
暴力の港
ピピネラと私 ドリトル先生のキャラバン
その男たち 風にのってきたメアリー・ポピンズ/帰ってきたメアリー・ポピンズ
動物を殺す シートン動物記
コヨーテの声 シートン動物記
母系
母の戦争
母の「生きる」

著者等紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京都生まれ。詩人、小説家。78年、詩集『草木の空』でデビュー、同年現代詩手帖賞受賞。80年代の女性詩ブームをリードし、「育児エッセイ」分野も開拓。2018年から21年、早稲田大学教授。06年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞、15年早稲田大学坪内逍遙大賞、19年種田山頭火賞、20年チカダ賞、21年『道行きや』で熊日文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぱぴぷぺぽ

1
 父親は 特攻隊の生き残り  ヤクザになり生き抜き、印刷工場で工員、工場長となった。戦後を必死に生きた。 母親は 親に売られ売られて想像もつかない凄まじい一生を送った。 読んでいて 息苦しくなる。 とばし読み2025/12/04

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