内容説明
“プラトンの洞窟”を問い直し、メディアに包囲され、マネーが人びとを蹂躙する現代社会を捉え直す主要論考集。
目次
第一章 意味の終焉と人間の誕生 意識の歴史に到達した状態に関する小論および、C・G・ユングの心理学の企図の分析
第二章 人間の誕生の受け入れ難さ 四人の分析家のコメントと、キャラクター化された神
第三章 義兄弟、血の復讐、そして献身 古代的な心の片鱗
第四章 血から心臓へ、心臓から心へ 日本における血の象徴の展開
第五章 プラトンの洞窟 西洋の魂の自己内閉
第六章 メディア的な現代と、ユング心理学のリフレクション