内容説明
イタリア・ルネッサンスの人文学者、古典学者にして詩人であり、ロレンツォ・デ・メディチの秘書を務めたアンジェロ・ポリツィアーノによるラテン語詩篇の初訳。聖なる伶人として作者が尊崇する古代詩人たちに捧げられた頌詩であり、詩についての詩、すなわちメタポエジアである本書は、ルネッサンスが生んだラテン語詩作品の傑作のひとつに数えられる。
目次
マントー
農人
アンブラ
ヌトリキア
著者等紹介
ポリツィアーノ,アンジェロ[ポリツィアーノ,アンジェロ] [Poliziano,Angelo]
1454‐1494。本名アンジェロ・アンブロジーニ。ルネサンス期イタリアの詩人、人文主義者。メディチ家のプラトン・アカデミーの中心人物の一人で、マルシリオ・フィチーノやクリストフォロ・ランディーノらとの交流があった。ロレンツォ・デ・メディチの秘書を務める。10代でホメロスの『イーリアス』をラテン語に訳すなど、古典籍の註釈などで重要な成果を残している
沓掛良彦[クツカケヨシヒコ]
1941‐。東京外国語大学名誉教授。専門は西洋古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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