出版社内容情報
石原慎太郎没後、メディアに溢れる礼賛の言葉。しかし三期一二年にも及んだ石原都政は、差別的な言動でポピュリズムや排外主義を煽り、公共空間を私物化し続けた。その姿勢こそ、現代の歪んだ政治・社会の源流ではないのか。石原都政の暗部に迫り反響を呼んだルポに新取材を加え、いま改めて「負の遺産」を浮き彫りにする。
内容説明
石原慎太郎氏の没後、メディアに溢れる礼賛の言葉。しかし三期一二年にも及んだ石原都政は、差別的な言動でポピュリズムや排外主義を煽り、公共空間を私物化し続けた。その姿勢こそ、現代の歪んだ政治・社会の源流ではないのか。石原都政の暗部に迫り反響を呼んだルポに新たな取材を加え、いま改めて「負の遺産」を浮き彫りにする。
目次
第1章 “嫌悪”を操る伏兵たち
第2章 タカ派の元同志を激怒させた無節操
第3章 台湾海峡で危険な火遊び
第4章 社会的弱者への冷たいまなざし
第5章 東京を舞台に戦争ごっこ
第6章 防災スペクタクルの一日―“検証”ビッグレスキュー東京二〇〇〇
第7章 私物化される公共空間
文庫版あとがき
追記1(ちくま文庫版、二〇〇六年八月刊)
追記2(講談社文庫版、二〇ーー年三月刊)
現代文庫版増補―「石原的なるもの」に向き合うために
付録1 ヘイトやフェイクの時代の先駆者、石原慎太郎氏への弔辞
付録2 あえて、いま石原慎太郎を批判する
著者等紹介
斎藤貴男[サイトウタカオ]
1958年東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、月刊誌編集者、週刊誌記者を経てフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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