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内容説明
大きな困難や苦しみのなかで生きつづけることをえらんできたひとたちの足跡。らせん状に模索する日々のなかから、自らちいさな一歩を踏み出すことを後押しする、個々の行動と言葉。アートミーツケア叢書第3弾!
目次
TRANSITION―ままならない状況下の生活を記録するための試論
インタビュー 人魚の養生
苦しみを生きのびる―苦しみと回復についての臨床哲学的「当事者」研究
インタビュー 「いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生」と思えるように―トラウマインフォームドケア
「だから」と「それから」―K復興住宅のミノルさんのこと
インタビュー 「あなたたちも人間だ」―インドのスラム街での表現活動
こえ、ことば、からだ、そして、うた―“たましい”の回復について
インタビュー 対話を通して人は変わる―受刑者、元受刑者の社会復帰を支援する
小さな扉
インタビュー 「ひとり」から始める―水俣病と生きる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hdk
2
2022年2冊目。死別、病気、アルコール依存、被災、貧困、性自認、受刑、公害被害などの大きな困難、苦痛を感じ、受け入れ、回復し生き続けてい(こうとす)る人々の軌跡を、当事者だけでなく、支援する他者の語りや論考で描いています。壮絶で目を背けたくなる状況にも真摯にしかし幾分かのユーモアや悲哀を伴い対峙する人間の姿が深く胸に迫り、目が潤むこともしばしばでした。その過程において、映像や美術、音楽、舞踊、詩歌などアートが果たす役割は、絶大ではないかもしれないですが、決して小さくないと感じました。2022/01/06
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