鉄路の行間―文学の中の鉄道

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鉄路の行間―文学の中の鉄道

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  • サイズ 46判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864883092
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

さあ行こう。
文豪たちが“確かな眼”で描いた列車の旅へ。
明治・大正・昭和の小説、詩、短歌、俳句より、鉄道史をめぐる記憶の旅へ。
太宰治も芥川龍之介も志賀直哉も中原中也も萩原朔太郎も泉鏡花も宮沢賢治も室生犀星も江戸川乱歩も川端康成も田山花袋も石川啄木も永井荷風も夏目漱石も森鴎外も若山牧水も高浜虚子も徳富蘆花も堀辰雄も正岡子規も上林暁も、みんな乗った。

内容説明

文豪たちが“確かな眼”で描いた列車の旅へ。明治・大正・昭和の小説、詩、短歌、俳句より、鉄道史をめぐる記憶の旅へ。

目次

文豪たちを難渋させた悪路を越えた碓氷馬車鉄道 森〓外『みちの記』
移転する前の敦賀駅と北陸本線の延伸 泉鏡花『高野聖』
総武鉄道開業当時の乗車ルポ、切符を発売してなかった本所駅 正岡子規『総武鉄道』
鉄道先進地帯だった松山で生まれた伊予鉄道 夏目漱石『坊っちゃん』
“国電”黎明期、甲武鉄道の電車の構造が生んだ作品 田山花袋『少女病』
啄木の故郷の駅は渋民ではない 石川啄木『一握の砂』
錦糸町駅前で牧畜を営んだ歌人 伊藤左千夫『左千夫歌集』
東京の郊外へ“押し寄せてきた”京王電車 徳冨蘆花『みゝずのたはこと』
故郷を通るはずだった蔵王電気鉄道 斎藤茂吉『赤光』
志賀をはねた山手線の電車は今も残る 志賀直哉『城の崎にて』
屋根に雪を載せた列車が初めて上野駅に来た時 室生犀星「上野ステエション」
「軽便」と呼ばれていた鉄道 井上靖『しろばんば』
横須賀線の二等車内 芥川龍之介『蜜柑』
時刻表に導かれ自由に旅をした文人が乗った草津軽便鉄道 若山牧水『みなかみ紀行』
岩手軽便鉄道の旧経路を表す信号機 宮沢賢治『シグナルとシグナレス』
何もなく暑かった開業直後の駅 萩原朔太郎「新前橋駅」
親不知子不知を走る北陸本線車中の奇譚 江戸川乱歩『押絵と旅する男』
車体に書かれていた謎の数字はスハフ32形のもの? 太宰治『列車』
清水トンネルを抜ける列車は電気機関車が牽引 川端康成『雪国』
山道をゆく中央東線の美しさ 堀辰雄『風立ちぬ』〔ほか〕

著者等紹介

土屋武之[ツチヤタケユキ]
1965年大阪府生まれ。大阪大学文学部卒。『ぴあ』編集部などを経て1997年よりフリーのライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Go Extreme

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森鴎外『みちの記』 泉鏡花『高野聖』 正岡子規『総武鉄道』 夏目漱石『坊っちゃん』 田山花袋『少女病』 石川啄木『一握の砂』 伊藤左千夫『左千夫歌集』 徳冨蘆花『みゝずのたはこと』 斎藤茂吉『赤光』 志賀直哉『城の崎にて』 井上靖『しろばんば』 芥川龍之介『蜜柑』 若山牧水『みなかみ紀行』 宮沢賢治『シグナルとシグナレス』 萩原朔太郎「新前橋駅」 江戸川乱歩『押絵と旅する男』 太宰治『列車』 川端康成『雪国』 堀辰雄『風立ちぬ』 中原中也「桑名の駅」 永井荷風『濹東綺譚』 吉村昭『東京の戦争』2024/12/08

Go Extreme

1
対象: 明治~昭和期の文学作品 リアルで生き生きとした鉄道描写基準で選定 黎明期:碓氷馬車鉄道(鴎外 子規) 地方路線(鏡花 漱石) 発展期:東京の鉄道網(独歩 花袋) 全国網形成(啄木 犀星) 近代:市電(志賀 乱歩 北杜夫) 郊外私鉄(抱月 上林) 夜行列車(乱歩 川端) 戦中戦後:横須賀線(芥川) 空襲下運行(川口松太郎) 特急(阿川 宮脇 獅子文六) 視点: 鉄道技術(アプト式 信号機 車両) 運賃 時刻 沿線風景 駅 乗客 人間模様 意義: 文学鑑賞に新たな視点提供 鉄道史と文学史の交差点探求2025/04/18

みんな本や雑誌が大好き!?

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子規の『総武鉄道』から紹介されている「総武線」の路線設定にあたっては、水運業者を刺激しないよう、まだ未開拓地の多かった千葉県内にある陸軍施設を結ぶように作られたとのこと。そのため、「現在の隅田川左岸にターミナルを設け、市川、船橋、千葉、佐倉とルートを選んだ。市川に近い国府台には陸軍の重要施設があるため、亀戸から船橋へ直進せず、北へ進路を変え小岩を経由して市川に走り、さらに反転して県庁所在地の千葉へ南下するなど、今の総武本線が大きくカーブしているのも、元はと言えば陸軍への忖度だった面が大きい」とのことです。2025/01/18

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