内容説明
超高層ホテルの開館記念イベント。満楼に競う光が東京の夜を彩る巨大な十字架となって立ち上がったとき、一人の男が転落した。死亡したのはホテルの総支配人。墜落した窓のある部屋は、出入り不可能な密室だった。謎が解けぬまま、捜査陣は動機の線から犯人を追うが、容疑者には鉄壁のアリバイがあった―。愛憎渦巻く人間模様、難攻不落の密室、緻密なアリバイトリック。謎解きの醍醐味が凝縮された本格ミステリの金字塔。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 落下する夕方 角川文庫