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内容説明
子どもの自律と自立を促すために、教育者に求められるコミュニケーションとは。37年の教員歴を持つ著者が語るのは、豊富な経験から得た普遍的な教育哲学。「子ども」を一人前に育てるための心構えを学べる書。
目次
第1章 「教育的な定義」(「寄り添う」とは;職人的指導と教育的指導 ほか)
第2章 「子ども」とどう関わるか?(「子ども」をどこから教育していくか;人間的な関係が保てる教育 ほか)
第3章 「教育」の具体的な取り組み(「人」としての「自然治癒力」を生かした教育;理屈より感性を磨け ほか)
第4章 教育者の働き方(「子ども」と接してのみ「教育力」は高まる;「人を育てる研究会」の研究員 ほか)
著者等紹介
東浦一裕[ヒガシウラカズヒロ]
1982(昭和57)年度日本体育大学体育学部社会体育学科卒業。1983(昭和58)年度~現在、兵庫県中学校教師。2010(平成22)年8月近畿春日章(近畿中学陸上競技優秀指導者章)受章。2013(平成25)年10月日本陸上競技連盟中学優秀指導者章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mamegohan
2
知らない間にそれなりの年数教員をやらせて貰っているが、何年やっても答えは見つからない。見つからなくて当たり前だし、見つからないからこそ追究する楽しみがある。人に育てる、なんておこがましくて口にできない。ただ、日々トライするのみ。面倒くさいことほど大切だ。宮崎駿さんも言ってた。2022/04/29
なかすぎこう
1
長年、中学教諭として部活指導に取り組み、優れた指導者として勲章も受賞されている方の著書。子どもに寄りそうとか、アドバイザーに徹することとか書かれていて、なるほどそうだなと思うが、むしろ、そうできない先生が多くいるという事実の方に驚かされた。それと、今の子どもが、机上の論だけでなく、異なった年代や環境の子どもたちと接し、切磋琢磨し、自分を育てて行くには部活がふさわしいと言うのもある意味正しい。部活はきびしい訓練、試合の勝敗がすべて、というイメージがあるが、そうでなく、自分を陶冶する場であるのだろう。2023/08/14