ルリユール叢書<br> 放浪者―あるいは海賊ペロル

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ルリユール叢書
放浪者―あるいは海賊ペロル

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  • サイズ B6判/ページ数 407p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864882422
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

若くして祖国を離れ、他郷での船乗り体験から作家へと転身、複数の言語と文化を越境しながら、政治小説、海洋小説の名作を世界文学に残した〝二重の生を持つ人〟コンラッド――ナポレオン戦争期の南仏・地中海の、老練の船乗りの帰郷と静かな戦いを描く、知られざる歴史小説。本邦初訳。

内容説明

憂鬱は、ペロルには馴染みのない感情だった。というのも、そんなものは海賊、つまり「沿岸の兄弟」の一員の人生には関係がないからだ。…陰気な憤怒や狂ったようなお祭り気分が外からやって来て一時的に爆発したことならあった。しかし、すべては空しいというこの深い内なる感覚、自らの内なる力を疑うあの気持ちを味わったことは彼には一度もなかった。若くして祖国を離れ、他郷での船乗り体験から作家へと転身、複数の言語と文化を越境しながら、政治小説、海洋小説の名作を世界文学に残した“二重の生を持つ人”コンラッド―ナポレオン戦争期の南仏・地中海の、老練の船乗りの帰郷と静かな戦いを描く、知られざる歴史小説。本邦初訳。

著者等紹介

コンラッド,ジョウゼフ[コンラッド,ジョウゼフ] [Conrad,Joseph]
1857‐1924。ポーランド出身のイギリスの小説家。現ウクライナのベルディチェフで地主貴族の家に一人息子として生まれる。少年時に両親を失い、母の兄タテウシュ・ボブロフスキの後見のもとで育つ。探検家の伝記や海洋文学を乱読、突然船乗りになることを思い立ち、17歳で祖国ポーランドを離れマルセイユへ向かった。英国商船で世界方々を航海した体験をもとに、『オルメイヤーの阿房宮』など、国際的な舞台や政治的主題を材にした小説を次々に発表、世界文学の金字塔を打ち立てた

山本薫[ヤマモトカオル]
大阪府大阪市生まれ。大阪市立大学文学研究科博士課程単位取得満期退学後、同大学にて博士号(文学)取得。現在、滋賀県立大学准教授。専門はジョウゼフ・コンラッド(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイトKATE

28
ナポレオン戦争時代のフランス地中海沿岸を舞台に、老いた海賊ペロル最後の戦いの物語。前半は主人公ペロルが、海賊というアウトサイダーとして酸いも甘いも嚙み分けるでき、弱者に暖かい眼差しを向けることのできる好感の持てる人物が描かれている。ところが、後半はどこにも属さなかったペロルが、祖国フランスに協力しようとした動機が詳しく書かれていないし、戦死する場面もあっさりしていて物足りなかった。2022/05/07

geromichi

9
コンラッドの最晩年の長篇で初邦訳。コンラッドの後期の作品は低評価らしいが、しっかり面白かった。考えてみれば、世界中を駆け巡った、元祖旅する小説家である。面白くないわけがない。2024/06/21

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