目次
石橋幸作略歴
仙台駄菓子左右競べ大番附
駄菓子行脚
石橋幸作菓子商標レッテルコレクション
幸作さんの駄菓子分類
飴売りの風俗
論考 仙台駄菓子をひもとく(佐藤敏悦)
石橋屋インタビュー1 「駄菓子はわが子」が父の口癖(石橋佐吉)
石橋屋インタビュー2 一生かけて近づきたい師匠(大林明広)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
9
石橋幸作という人の魅力が凝縮された本。「石橋屋」(現在も続く仙台菓子屋)に生まれ、菓子作りの傍ら、1930年頃より駄菓子の研究に着手。あちこち歩き回り、食べ、記録し、粘土細工を作って残した。その数、約1000点!今は消えた駄菓子、名菓として残るものなど様々。小さくて様々な形をした甘いお菓子に夢中になった幸作少年の気持ちが感染する。カラカラ煎餅は中に小さなおもちゃが入っていて、まさにチョコエッグのよう。私の小さな頃(昭和50年代)にはまだ近所でおばあちゃんがガラスケースに入った駄菓子を売っていた。懐かしい。2022/07/20
さゆう
0
駄菓子職人で駄菓子狂いとまで称された、石橋幸作さんが全国の駄菓子を紹介した一冊。著者の出身である東北地方のものが多いので、人によっては少し残念に思うかも。だがしかし、素朴でいて、かつ控えめな色合いの駄菓子の数々に目を奪われてしまう。今よりものが少なかった時代、可愛らしい色合いと姿形豊富な駄菓子は、子供たちの目にどのようにうつり、魅了したのか。落雁のさらりと消えていく甘みを思い返した私だが、それだけでは到底わからない。2020/07/07
morning_2fter
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石橋幸作さんの駄菓子の絵に、手書きの達筆で丁寧な文章が添えられていて、見ているだけで駄菓子への愛が伝わってきました。息子さんとお孫さんが継がれたという石橋屋さん、石橋さんの絵が所蔵されている博物館明治村にもぜひ行ってみたくなりました。本の装丁もとても凝っていて、突然大きさも紙質も違うページがあったり、1ページの中で二種類の紙が使われていたりととてもこだわりをもって作られた素晴らしい本だと思います。2018/08/08
ひょるひょる
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微妙。2018/05/20