内容説明
いまや世界規模のエンターテイメント「コスプレ」。なかでもロシアが熱い！ロシアに住み、ディープな世界に入り込んだ著者が描く驚きのモスクワ流アニメ文化。ロシア×日本が生んだ文化の最前線。
目次
はじめに―劇場占拠
１ 目指せトップコスプレイヤー！―「コスプレ道」
２ ファーストステージ―アニメとの出会い
３ セカンドステージ―アニメショップ
４ セカンドステージ―アニメパーティー
５ サードステージ―中堅コスプレイヤー
６ ファイナルステージ―トップコスプレイヤー
業界トップインタビュー
おわりに―ファイナルステージのその先へ
著者等紹介
西田裕希［ニシダユウキ］
早稲田大学文学部露文科在籍／国後島元島民３世。２０１４年４月より株式会社電通入社予定。モスクワ留学中、日本文化イベント「ХИНОДЭ」の企画運営や広報等に携わり、その経験からモスクワにおける日本コンテンツ市場について記事の執筆などを行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seichan
5
図書館で見かけて。写真はアプリで無料提供されているそうで、ロシアでの「コスプレ」事情や情報が主。アニメの世界観を再現するヲタ趣味というより、演劇や変わったファッションとして取り入れられている感じがした。日本アニメだけじゃなく、K-POPで踊ったりのダンスコンクールもあったりするそうだし米国映画とかのコスプレもしてるのかなぁ？単純にアニメ人気ととらえるのは違うかもしれない。2015/11/18
晴天
1
コスプレにとどまらずロシアなかんずくモスクワにおけるアニメファンの様相を描くのが、ありそうでなかなかない試み。しかも留学中にあまりロシア語もわからないままアニメショップに出向き、そのままそこの手伝いをしたり、アニメイベントに行き当たりばったりで乗り込みイポーニャから来たイポニェツだということを最大限主張して飛び入り参加し、また、困惑して右往左往すれば助けの手が伸びてくると学習するなど、何もかも想定通りにはいきにくいロシアにおける著者の世渡りがすごい。2021/07/02
宵子
1
カラー本であるが、タイトルのような美形コスプレイヤーを鑑賞したいなら、著者が開発したアプリを見た方がよいと思う。現代ロシアにおける若者の日本アニメ事情を、著者の体験を通じて書いたもの。コスプレが流行ったのは、ロシアが元々演劇文化が高いからなのかもしれない。しかし、今後アニメの規制が高くなったら、どうなるのかな。何せ喫煙シーンがあるだけで、深夜アニメにされるくらいらしいし。2014/07/02
新平
1
無料の写真集アプリもあるのだが、ファイナルファンタジーの映画に出てきそうなヒトばっかでこれはスゴい。しかしロシアでは2012年9月からアニメの規制が始まったそうで、今後のコスプレ文化がどうなることやら。あとVKというSNSが人気なそうな。2014/04/01
紫
1
近くて遠い国、ロシアにおけるアニメ＆コスプレ事情であります。日本のサブカルチャーがどのように受容されているか、という背景などは基礎知識程度にさらっと流し、ロシア流アニメ文化の世界を覗き込んだ著者の直接の見聞をもとにしたレポートです。異文化交流入門書としてはとっつきやすいものの、詳しい業界事情をお求めの向きや美人コスプレイヤー写真集を期待された方々には物足らないかも。巻末の日露イベント関係者へのインタビューでは短いながらも今後の展望や現状の問題点にも言及されており、こちらを充実させて欲しかった。星３つ。2014/02/07
