内容説明
トリノ五輪以降、低迷著しかったロシアのフィギュアスケート。新たな人材は育っているのか。ソチ五輪に向けての意気込みは。ロシア・フィギュアならではの見どころを紹介し、五輪観戦にもぴったりの一冊。
目次
第1章 ロシア・フィギュアスケート界の状況―トリノ五輪から現在まで(トリノ五輪での金3つを頂点に、低迷を続けるロシア;ソ連崩壊に端を発する、2000年代ロシアスケートの不振 ほか)
第2章 ソチ五輪展望(フィギュアスケート団体;ペア ほか)
第3章 日本スケート界とロシアの深い関係(旧ソ連選手たちを招聘してアイスショーを―関係のはじまり;新松戸のリンクのルイシキンとティホノフ―1990年代 ほか)
第4章 ロシア・フィギュアスケートの味わい(五輪になるとロシアを応援―ボスコ社とチェブラーシカ;カリンカと泣きのメロディー―ロシア人の心を揺さぶる音楽 ほか)
著者等紹介
長谷川仁美[ハセガワヒトミ]
静岡県生まれ。早稲田大学人間科学部卒業後、NHKディレクター、編集プロダクションのコピーライターを経て、ライターに。2005年からフィギュアスケートの取材を始める
森美和[モリミワ]
東京生まれ。旧ソ連時代の体操競技に魅かれて写真を撮り始める。現在はNPO法人神奈川県日本ユーラシア協会に籍をおいて、主に体操・新体操・フィギュアスケートを中心にロシア選手たちの撮影を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花椿
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★★2014/08/06
志保
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新参者の自分には選手の名前が難しすぎて混乱するばかりだった2014/04/27
もけうに
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日本で出版されているフィギュア本はどうしても日本選手中心になり、実際の実績・実力・勢い等よりも知名度やスポンサーのついている日本人選手を必要以上に持ち上げていることが多く、実際の競技の展望を正しく見れていないことが多い。この本は、「日本人がロシアを中心としてフィギュアスケートを視る」本なので、ソチ五輪前のフィギュア界趨勢を正しく把握できており、とても良い。ロシアを中心としたフィギュアの歴史、ロシア文化読本としても楽しめる。2014/02/23
mari
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ソチ五輪を前にしたロシアのフィギュアスケートの状況についてまとめられています。ペアの川口悠子選手がロシアでの選手強化・支援について語っていたり、タマラ・モスクビナコーチがインスブルック五輪の思い出を語ったりと、日本の他のメディアでは取り上げられない話もあって面白かったです。薄い本ですし、ソチ五輪への展望は目新しいものはありませんでしたが、ロシアの選手が好きなので買ってよかったです。2014/02/19