出版社内容情報
1972年から1977年にかけて、マドラス、ボンベイ、ニューデリーで催されたクリシュナムルティとの対話をまとめた記録集。
内容説明
本書の主要テーマは、記憶と時間の軛からの精神の自由、意識の変容、精神に深い根拠ある安心をもたらす洞察の実現である。1972年から1977年にかけて、インドのマドラス、ボンベイ、ニューデリーで催された小グループによる14の対話の記録。
目次
第一章 “自己を知ること”とクリシュナムルティの教え
第二章 無知の起源と終焉
第三章 人はいかに深く旅することができるか?
第四章 注意、そして葛藤を伴わない行動
第五章 調和―静寂の基礎
第六章 衰頽の要因
第七章 自己中心的活動と精神的エネルギー
第八章 恐怖の根源
第九章 心のお喋りについて
第十章 無秩序、睡眠、夢について
第十一章 絶望と悲しみの本質
第十二章 言葉による登録機能の終焉
第十三章 “私”とこの悲しみの奔流
第十四章 心底から傾聴するということ
著者等紹介
クリシュナムルティ,J[クリシュナムルティ,J] [Krishnamurti,Jiddu]
1895年、インド・マダナパレ生まれ。少年期にアニー・ベサント神智学協会第二代会長らによって、来たるべき救世主・マイトレーヤの器として「発見」され、様々な霊的修行及び教育を課される。1929年、自らのために設立された組織「星の教団」を解散(「真理は辿るに途なき地なり」)し、以降いかなる組織にも属することなく、米欧印を中心に世界中で著作や講話、対話を通して「人間の真の自由と解放」を説き続ける。1986年アメリカ・オーハイ渓谷で逝去
玉井辰也[タマイタツヤ]
1957年、福井県若狭生まれ。京都大学文学部卒。教師、編集、広告、貿易、金融等、様々な職で糊口を凌ぐ。方今、各種資格・試験等の家庭教師を業とする。学は古今に渉り、語は東西に及ぶ。就中、欧州近代諸語、漢・韓等の東アジア諸語に通ず。若き日よりクリシュナムルティに私淑する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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