出版社内容情報
最強の十手名人の「孫六」こと、岡っ引きの青江真作は、和泉橋のたもとで、小舟に乗った切り殺された若い女と赤子を発見した。なにかの事件に巻き込まれたのか。孫六は、若い女の身元を探りはじめるが…。
内容説明
神田相生町で四文屋を営みながら、十手を預かる身となった「孫六」こと青江真作は、仕入れの帰りに、赤児の泣き声を耳にする。確かめてみると、杭に引っ掛かった小舟から事切れた若い娘と、赤児が見つかった。娘は袈裟懸けに斬られており、武士の仕業と思われた。娘と赤児はどんな事件に巻き込まれたのか。赤児を預かりながら、娘の身許と事件を探る孫六は、ある藩内の御家騒動に辿り着くが―。渾身の書き下ろし時代小説。
著者等紹介
山田剛[ヤマダタケシ]
東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ドラマの企画立案、脚本執筆を手がけたのち、時代小説を書き始める。江戸の息吹が伝わる心温まる人情譚を一話一話丁寧に工夫して書こうと心がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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