内容説明
韓国で300万部を超えた『商道―サンド』や、映画『鯨とり』の原作者である崔仁浩。彼が20代に書いた“原石”の輝きを放つ作品たち。そこには70年代前後の韓国社会が映っている。韓国ベストセラー作家の初期純文学集。
著者等紹介
崔仁浩[チェイノ]
1945年、韓国ソウル市生まれ、延世大学英文科を卒業。1970~80年代、韓国文学界の寵児とも言える存在だった。1990年代に入ってからは歴史を探索しつつ民族の遠大な理想を踏まえ鋭い想像力を駆使しながら豊かな物語を紡いできた。1972年に「他人の部屋」と「処世術概論」で現代文学新人賞、1982年に「深く青い夜」で李箱文学賞を受賞。ほかに韓国カトリック文学賞、現代仏教文学賞など受賞多数
井手俊作[イデシュンサク]
1948年、福岡県生まれ。1974年、早稲田大学政治経済学部卒業。新聞社勤務を経て2009年に韓国文学作品の翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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