出版社内容情報
○作品の紹介に多くのページをさく
1989年の京都建築学生之会の発足当初より開催された「京都建築学生之会合同卒業設計展」。近畿圏の建築科に所属する学生たちの卒業設計の発表の場として続けられ、21周年めを迎える今年度は「Diploma KYOTO’11」として、2月に京都市勧業館みやこめっせで開催されました。
当設計展の作品集となる本商品は、グランプリの作品を10ページ、各審査員賞2作品を8ページ、その他のファイナリスト5作品を6ページと、多くのページを割き作品を紹介。作品のコンセプトや模型の細部、またプレゼンテーションや質疑応答など読み応えのある内容となっています。作品を詳細に紹介しています。さらに200を超える出展者の作品もすべて紹介。これから卒業設計に取り組む人にとっては、参考になる1冊です。
○講評会・シンポジウムのドキュメントなども必見
また、講評会やシンポジウムのドキュメント、審査員へのインタビューなど、作品紹介以外のコンテンツも充実しています。「これから設計者に求められること」をテーマに、当日開かれたシンポジウムでは、第一線で活躍する若手建築家に加え、マーケティングやコンストラクションマネジメントに携わっている専門家がパネリストとして参加。建築家という視点だけでなく、いろいろな角度から今後の建築家のあり方について討論されました。作品集においても、パネリスト地震によるプレゼンや討議、パネリストの推薦作品などを紹介しています。
○卒業設計に役立つコンテンツが満載
本作品集は、これから卒業設計展に携わる人たちにとって参考となる多くのコンテンツが盛り込まれています。
「出品作品統計データ」は、敷地や用途、作品の構想期間や制作期間、制作費やお手伝いの人数など、卒業設計制作に関するデータをグラフなどひと目でわかるようにまとめています。また、各作品の一覧表も掲載しているので、自分の作品と似た作品のデータを探し、参照することができます。
○設計展を運営する人にとっても役立つコーナーを掲載
「運営記録」の章では、「運営スケジュール」や「運営組織図」などを掲載。「運営メンバー座談会」では、作品展の中心となった実行委員のメンバー5人の学生たちが、設計展を振り返り、設計展開催に向けて奔走した日々の感想や反省点を語り合っています。さらに、「1989 → 2010歴代参加者からのコメント」では、1989年度の運営委員をはじめ、過去に開催された設計展の運営委員6人のインタビューを掲載。当時の設計展でのエピソードや、設計展の経験が現在にどのように活かされているかについて語っています。
建築系学生の中には、これから卒業設計展を企画・運営する人も少なくないでしょう。そのような人たちにとっては、本作品集に掲載された活動の記録やインタビューは、きっと約に立つはずです。
【目次】
開催概要
審査員 / パネリストインタビュー
審査員:中谷ノボル / 永山祐子 / 藤原徹平 / 布野修司
パネリスト:勝矢武之 / 西澤明洋 / 納見健悟 / 前田茂樹
受賞者・ファイナリスト作品紹介(グランプリ・永山祐子賞・藤原徹平賞:鎌田佐織 / 中谷ノボル賞:藤戸暖子 / 布野修司賞:大谷一成 / ファイナリスト:岩井一也 / 小林祐貴 / 杉中俊介 / 宮田祐次 / 安福賢太郎)
講評会レポート
出展作品紹介
シンポジウム記録
パネリスト推薦作品
運営記録
Discussion 1(運営メンバー座談会)
三好利洋(代表) × 酒谷粋将(副代表)× 西村唯(スポンサー班代表) × 村岡幹尚(会場班) × 小川沙也香(制作班代表)
Discussion 2 (講評会運営メンバー座談会)
ぽむ企画(司会・コーディネーター) × 浅野翔(クリティック班代表)
特別企画 1989 →2010 歴代参加者からのコメント
出展作品データ
あとがき
目次
審査員/パネリストインタビュー
受賞者/ファイナリスト作品紹介
出展作品紹介
シンポジウム記録
運営記録
21周年記念特別企画 歴代出展者からのコメント
出展作品データ