- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
内容説明
信濃の光前寺で生まれた、山犬の子はやたろうは、磐田の見付天神に巣くうおそろしいバケモノに勇敢に戦いを挑みます…。
著者等紹介
堀切リエ[ホリキリリエ]
1959年、千葉県市川市に生まれる。劇団風の子、国際児童演劇研究所助手を経て、出版社に入社。現在はフリーで企画・編集、物語や戯曲の執筆をしている。日本ペンクラブ子どもの本委員
石井勉[イシイツトム]
1962年、千葉県香取市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Smileえっちゃん
44
図書館本、日本の伝説、 700年ほど前、旅の修行僧弁存が磐田(静岡)を通りかかったと時、毎年村娘を天神様に捧げていると聞いた。疑問に思った弁存が正体を見破り、化け物たちが恐れている信濃のはやたろうを探す旅に出る。はやたろうが光前寺で生まれた育った山犬だった。和尚との話を聞いていたはやたろうは、すぐ磐田に走り身代わりになる。傷つきながらも和尚の下に…最後は涙・・・知らなかった伝説。皆に知ってもらいたいな。石井さんの絵も良かった。はやたろうのゆかりの場所、駒ケ根光前寺、磐田の霊犬神社、巡ってみたいです。2023/07/14
yamatoshiuruhashi
28
子供のころ学習雑誌で初めて読んだ隼太郎(早太郎?)伝説の絵本。新美南吉の本を検索していたら何故かヒットして読みました。観ました。子供向けに解り易く、それでいてくどくない文章と今風ではないけれど動きのある絵。良い絵本です。小さな子供だったら怖がるかもしれない。大きな「はやたろう」が最後に死んでしまうのが可哀そう。我が家の秋田犬も相当の老犬で、その時を遠からず迎えることと重なってしまった。「はやたろう伝説」をもう少し関連して読みたい気分。(そんなこと言って、積読山をどうするんだよ、と自分にツッコミです)2019/04/18
魚京童!
22
天竜川を3匹の猿に見立てたか!なぜだろうか?八岐大蛇とか蛇=竜として竜に見立てるのはわかるのだけど(天竜川だし)なんでまた猿なんだろう。そして神とケダモノの違いってなんだろう。どちらも何かをもたらすものとしては同等なのに。なぜケダモノは嫌われ、神は諦めるのだろう。どちらが豊作を担っていてもどうしようもない点は一致しているのに。2016/11/13
ヒラP@ehon.gohon
11
なぜ得たいの知れない化け物に娘を差し出したのか、化け物たちが自分の弱みをさらけ出していたのか、お話としては首をかしげてしまうのですが、この伝説のはやたろう(しっぺいたろう)をまつる神社仏閣があることに、感じ入りました。 天竜川の上流域と下流域、その川の荒れる度に人命を失ったことに由来する話でしょうか。 ゆかりの知の紹介もあって、重厚な作品です。2018/09/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
どこかで聞いたおはなしと思ったら、はやたろうの別名はしっぺいたろうでした。絵の感じでイメージが違うものだと感じました。最後にはやたろう所縁の地の地図があり、いつか行ってみたいのと、こんな距離を戻っていったんだね…と驚きました。2018/08/27
-
- 和書
- ぼくがスカートをはく日