稿本・大名家本 伊能図研究図録

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稿本・大名家本 伊能図研究図録

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  • サイズ A4判/ページ数 344p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784422220109
  • NDC分類 291.038
  • Cコード C3025

出版社内容情報

多彩な伊能図の実像に迫る、美麗・高精細にして画期的な〈文理融合型〉古地図研究。

伊能忠敬記念館をはじめとする所蔵の機関・合計約150点の伊能図及び関連図を収録、解説。


お薦めします
・各都道府県・市町村史の調査・研究の基本史料として。
・地理学・歴史学・土木工学・測量学・文化財保存学などの研究に。
・学校教育や博物館学習での、古地図・絵図活用のための資料として。
・全国の主要公共図書館、大学・高校図書館の必携レファレンスとして。
・古地図愛好家や郷土史家の座右の書として。

河村博忠
東亜大学名誉教授、国絵図研究会初代会長

伊能図については、これまで多くの研究が積み重ねられてきた。とりわけ近年は伊能忠敬没後200年目を迎えたことから、伊能図に関する論考が目立っている。その状況下で、ここに紹介する平井・島津編『〈稿本・大名家本〉伊能図研究図録』が異彩を放つ。
本書は平井松平氏を代表とした大型科研「伊能図の成立過程に関する学際的研究」(参加者27名)の研究成果を図録にまとめて刊行したものである。A4版約350頁のうちに150点余の高精細画像を配して、膨大で緻密な研究の成果を鮮明な画像で会得させてくれる。
従来の伊能図調査では針穴の確認など絵図の作成技法が重視され、絵図仕立の基になる料紙や絵具の種類などについては目視調査に依拠する程度であった。ところが今回は、初めて料紙・絵具・配色について理化学的な分析が試みられ、その研究成果を図録で確認できる。近年向上のデジタル技術を駆使した研究の新たな成果として注目されよう。
(2021年11月記す)

星埜由尚
伊能忠敬研究会特別顧問、元国土地理院長、元日本地図学会会長

このたび、徳島大学名誉教授の平井松午先生が中心となり、表記の図録が刊行されました。伊能図に関しては、さまざまな図録が世に出ておりますが、これまでは、最終完成版の地図を主体としたものが多く、伊能測量開始から幕府上呈に至るまでにおける測量・地図作製の過程での中間成果をまとめた地図を中心とする図録は皆無でした。
本著では、中間成果の地図についての多数の研究者による研究成果がまとめられ、伊能図に関する初めての学術的図録と言っても過言ではないと思います。中間成果をたどることにより、最終成果「大日本沿海輿地全図」の作製過程をさらに明らかにすることに大きく役立つものと考えられます。特に、地図料紙、地図彩色顔料などに関する研究は、伊能図の書誌学的研究において重要な検討材料となることと思います。
今年は、伊能図上呈200年に当たりますが、それを記念する画期的な学術的図録として、伊能図研究者に限らず、伊能図に関心ある一般の方々、学術機関、図書館などの公的機関においても、蔵書として備えられることを江湖に広くお奨め致します。
(2021年11月記す)

幕府に上程された伊能図の最終版と言われる「大日本沿海輿地全図」及び、明治政府に伊献納された同図の副本は、共に灰燼に帰し現存しない。しかし、伊能図はそれ以外にも数多く作製され、なかでも各大名家の求めに応じて作製献上された地図は名品が多い。本書には、伊能図作製過程の研究に不可欠な稿本・下図以外にもそれら名品を多数掲載している――下記目次の【大名家本】がそれに相当するのも大きな特長のひとつである。

◆本書の主な目次

伊能図総論
「伊能図」の種類と伊能図調査

伊能図図録
本書掲載「伊能図」の概要
掲載地図一覧

【稿本・下図】
伊能忠敬記念館所蔵「伊能図」と下図
京都大学附属図書館所蔵「伊能忠敬翁地図」
東京大学総合図書館所蔵「測地原稿図」

【大名家本】
国文学研究資料館所蔵「沿海地図」中図・小図
徳島大学附属図書館所蔵「沿海地図」と「大日本沿海図稿」
松浦史料博物館所蔵「実測地図」(伊能大図・中図・小図)
山口県文書館所蔵「御両国測量絵図(伊能大図)」学習院大学図書館所蔵「大日本沿海輿地全図」(伊能中図)。宮城県図書館所蔵「沿海地図」(伊能中図)

【コレクション本】
国立国会図書館所蔵「伊能図」
国立歴史民俗博物館所蔵(秋岡武次郎古地図コレクション)「伊能図」
早稲田大学図書館所蔵「伊能図」
神戸市立博物館所蔵「伊能図」
長崎歴史文化博物館収蔵「伊能図」
広島県立歴史博物館所蔵(守屋壽コレクション)「従尾張国至蝦夷北極出地度量図」(沿海地図小図)
ゼンリンミュージアム所蔵「實測輿地圖」(伊能小図)*

伊能図各論
伊能図と料紙
伊能図にみられる彩色材料と技法

「伊能図」関連文献一覧
*2021年5月に新出の伊能図として「確認」され話題となったもの。

編者を除く本書執筆者一覧(五十音順)
小田匡保*(駒澤大学文学部教授) / 小野田一幸*(神戸市立博物館学芸課長) / 久家孝史(松浦史料博物館学芸員) / 紺野浩幸*(伊能忠敬記念館主幹[学芸員]) / 地主智彦(文化庁文化財第一課文化財調査官) / 永山未沙希(神戸市立博物館学芸員) / 早川泰弘(東京文化財研究所保存科学研究センター長) / 平岡隆二(京都大学人文科学研究所准教授) / 藤原秀之(早稲田大学教育学部非常勤講師) / 三河雅弘(修大学文学部准教授) / 村岡ゆかり(東京大学史料編纂所上席技術専門員) *編集協力者

●彩色や料紙、針穴や測線、描画や記号など、地図を構成するあらゆる〈モノと情報〉を総合的かつ自然科学的に分析。

伊能忠敬記念館所蔵「自江戸歴尾州赴北国到奥州沿海図 第四<自熱海 / 歴長津呂 / 至沼津)」(本書48頁、72%に縮小)
享和3年から文化元年7月までに作製された、伊豆半島図。第2次測量による「大図」全69枚(蝦夷地を除く)のうちの1枚で、右の図より10年以上前のもの。両図を比較することで、測量の精度に大きな差があることなど、初期作製図と後期作製図の色々な違いが分かってくる。



伊能忠敬記念館所蔵「自豆州賀茂郡吉佐美村至相州足柄下郡小田原宿沿海地図」及び分析データ(本書74-75頁、75%に縮小)
文化12~13年の第9次測量に基づく地図で、文化13年中に作製されて幕府に閲覧もしくは上呈した伊豆七島測量地図の控図である。この図は伊豆半島の東部を詳細に描いた1里3寸6厘(縮尺1 / 36,000)の大図で、第9次測量の大図としては唯一現存が確認されている地図である。



伊能忠敬記念館所蔵「伊豆半島東半部下図](本書76頁、62%に縮小)
伊能忠敬記念館が所蔵する下図の1枚で、左に掲載した控図の下図である。針穴と白径(はっけい;ヘラ押し線)が確認でき、測線は墨で引かれ、2地点間の東西/南北の縮図寸法の計算値が連続的に記入されている。両図を比較観察することで、伊能図作製の様々な過程が浮かび上がってくる。



【伊能図とは】
伊能忠敬(いのうただたか)(1745-1818)が、寛政12年(1800)~文化13年(1816)の10次にわたる全国測量において、その都度、測量結果をもとに測量下図を起こし、それを何度も編集し直して作製した地図の総称。それらは大きく、「大図(だいず)」「中図(ちゅうず)」「小図(しょうず)」の縮尺が異なる地図に区分される。伊能が直接作製に携わった測量下図・定稿図や大名家献上本伊能図のほかに、現在各地に残る写本図なども含まれる。

内容説明

多種・多様な伊能図の全体像と細部に迫る、秀麗にして画期的な“文理融合型”古地図研究。所蔵16機関、合計約150点を収録・解説。

目次

伊能図総論(「伊能図」の種類と伊能図調査)
伊能図図録(稿本・下図 伊能忠敬記念館所蔵「伊能図」と下図;稿本・下図 京都大学附属図書館所蔵「伊能忠敬翁地図」;稿本・下図 東京大学総合図書館所蔵「測地原稿図」;大名家本 国文学研究資料館所蔵「沿海地図」中図・小図;大名家本 徳島大学附属図書館所蔵「沿海地図」と「大日本沿海図稿」 ほか)
伊能図各論(伊能図と料紙;伊能図にみられる彩色材料と技法)

著者等紹介

平井松午[ヒライショウゴ]
徳島大学名誉教授・非常勤講師。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学、1982年4月より徳島大学教養部講師・助教授を経て、1998年4月同大学総合科学部教授、2019年3月退職。専門分野は歴史地理学・歴史GIS

島津美子[シマズヨシコ]
国立歴史民俗博物館研究部准教授。東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻(システム保存学)修了、Ph.D.(アムステルダム大学)。オランダ国立文化遺産研究所プロジェクト研究員、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所特別研究員を経て、2013年7月より大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館研究部助教、2018年4月より現職。専門分野は保存科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ryuji Saito

0
2022年8冊目。2022/06/06

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