内容説明
地方には知恵を持った農家が養蜂家が、製材所が牛や豚の飼育農家が漁業組合がNPOがいる。彼らに投資する市民バンクも増えてきた。日本にはまだ可能性がある。
目次
1章 食料はどうなる?どうする?
2章 自然をどうする?
3章 みんな知らないおカネの問題
4章 おカネの使い方を変えるには?
5章 つなぐ、つながる生き方とは?
田中優×福島みずほ緊急対談「原発に頼らない社会へ」(2011年4月11日)
著者等紹介
田中優[タナカユウ]
1957年東京都生まれ。環境、経済、平和などのさまざまなNGO活動に関わる。現在「未来バンク事業組合」理事長、「日本国際ボランティアセンター」「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「中間法人天然住宅」共同代表、天然住宅バンク代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshie S
2
経済は苦手。だけど、お金や経済のことも解りやすく書いてある。 グローバリズムは方々に弊害が出ているのをかんじているし、何事も身の丈、身の回りのことをまず解決できなければ、大きいのとには繋がっていかない。 目先の利益、自分たちだけの利益を追求して搾取すると持続的にはならず、そのことはやがて自分に返ってくる。 天然住宅、気になる。その他、真摯に環境問題にアプローチひている企業も気になる。 そして何より生活の百姓、ギフトアンドレシーブとあう言葉が心に響いた。2017/07/17
sansirou
0
評論家ではなく、活動家が必要だ、という主張は説得力がある。金におどらされずできることを考えてできることをやっていく。わたしもできることをやっていこう2017/12/08
とっぴぃ
0
主張が明快なので、ディベートの材料になりそう。2013/11/14
tominaga misaho
0
「地産地消」ありふれた言葉だけど、これこそが持続可能社会をつくり、日本の未来を明るくするのだと、確信できる本。とても読みやすく、ちょっとした工夫や勇気が、社会を変える一歩になるのだと、元気づけられた。 今この時代を生きる私たちにしか選択することができない、その責任を、前向きに果たしていきたいと切に思いました。たくさんの人に読んでほしい一冊。 しかしなあ・・・こんな素敵な本の出版をためらわなければならない日本の出版業界って、どうよ!?情けなくなった。2012/08/06
おりひめ
0
タイトルが秀逸。内容も「地方」の「宝」を大事にしよう、という呼びかけ。現実問題としてど~よ?の提言もあるけど、読後、なんとはなしに明るい気分になる本。2012/02/17