出版社内容情報
古来人々の好奇の対象でありつづけてきた生物の発光。進化を軸に体系化された「発光生物学」がその謎に迫る。新シリーズ刊行開始。
内容説明
「発光生物」の世界へようこそ!ホタル・キノコ・クラゲ・ヤコウチュウ…好奇心に突き動かされて進んできた発光生物の科学。「進化」という視点で、その輝きを統合的に生き生きと取り戻す。
目次
発光生物学とは―発光生物の研究が「学」になるまで
レジェンドたちの横顔
第1部 発光生物学概論(発光生物の定義;発光生物の博物学;生息環境と発光の意義;光のコントロール;発光メカニズム、自力と他力)
第2部 発光生物たちの進化劇(FACS起源仮説;ウミホタルが浅海発光魚を進化させた;カイアシ類が深海発光生物の多様性をもたらした)
生物進化から見た発光生物
著者等紹介
大場裕一[オオバユウイチ]
中部大学応用生物学部環境生物科学科教授。1992年北海道大学理学部化学科卒業。1994年北海道大学理学研究科化学専攻修士課程修了。1997年総合研究大学院大学大学院生命科学研究科博士課程修了、博士(理学)。1997‐2000年岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所博士研究員。2000年名古屋大学大学院生命農学研究科助手を経て助教。2016年中部大学応用生物学部環境生物科学科准教授を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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