内容説明
ニューヨーク生まれで、漢字が苦手な小太郎は、日本の小学校では、みんなにわらわれて、いつもひとりぼっち。そして、三回目に転校したのは、森の中の小学校。先生もクラスメートも、今までとぜんぜんちがう、ふしぎなクラスだった!学校なんか、行きたくないと思っていたけれど…第2回静岡県浜松市森林のまち童話大賞・大賞受賞作。
著者等紹介
小川美篤[オガワヨシアツ]
1955年、香川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。放送作家として活躍中。主に、バラエティー、幼児教育番組を担当している。2006年、静岡県浜松市主催第2回森林のまち童話大賞で大賞受賞。受賞作である『ふしぎな森の転校生』がデビュー作となる。東京都在住
こばようこ[コバヨウコ]
1972年、東京生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。2003年、第4回ピンポイント絵本コンペで最優秀賞受賞。現在、フリーのイラストレーターとして絵本や児童書の仕事に取り組んでいる。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ami
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「苦手」なことをアピールする。価値観を変えてくれるステキな物語。主人公は外国育ちのため漢字が苦手な男の子。漢字の読み書きが困難なために転校先で仲間はずれにされ3度目の転校も不安でいっぱい。でも森の中の小学校では…!?教室では生徒達から「苦手」紹介が始まって、みんな苦手なことをおもしろおかしくアピール。主人公もおそるおそる自分の苦手を伝えます。子供の頃も大人になった今も苦手なことは隠してしまいがちだけど、それを個性としてアピールできたら、そして認め合える仲間達がいたら本当にステキだなと感じた一冊。
KUAD
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厳密には再読。どこの学校でも同じという「ぼく」こと小太郎の予想がどんどん外れる。その外し方の意外さで引っ張る。まわりの大阪人的突っ込みとユーモアで魅せる。やはり体験型。漢字を知らないコンプレックスや葛藤が解消されてゆく。みんなとの体験がある。最後に感動が置かれている。2011/07/09
テェン
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森の学校ってどこか気になった。みんなおおわらいして頭のねじぶっ壊れてた。2023/02/19
Yoshie
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この後が知りたい2020/08/13