出版社内容情報
エドワード・ルトワック[エドワードルトワック]
著・文・その他
奥山真司[オクヤマシンジ]
翻訳
内容説明
韓国との衝突、米中経済戦争、北朝鮮の核、少子化と財政難。八方ふさがりの日本に与える劇薬、戦争と戦士の文化。
目次
序章 戦略思考で日本を救う
第1章 韓国よ、歴史の真実に学べ
第2章 “中国封じ込め”の時代
第3章 変化する北朝鮮と、その脅威
第4章 自衛隊と情報機関への提言
第5章 経済戦争と国家の本性
著者等紹介
ルトワック,エドワード[ルトワック,エドワード] [Luttwak,Edward N.]
戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問。1942年、ルーマニア生まれ。イタリアやイギリス(英軍)で教育を受け、ロンドン大学(LSE)で経済学の学位を取ったあと、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学で1975年に博士号を取得。同年国防省長官府に任用される。専門は軍事史、軍事戦略研究、安全保障論。国防省の官僚や軍のアドバイザー、ホワイトハウスの国家安全保障会議のメンバーも歴任
奥山真司[オクヤママサシ]
国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学国際政治経済学部非常勤講師。1972年、横浜市生まれ。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。英国レディング大学大学院で修士号(MA)と博士号(PhD)を取得。戦略学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅわっち
21
すごい本でした。韓国は、オランダを例に取り、どうして反日なのかがすごくよくわかりました。また、北朝鮮に対する考え方に、戦略家としての見解には、目からウロコでした。日本の防衛に対する問題意識のある方には、ぜひ読んでほしい本でした。安倍首相が嫌い方でも、安倍首相の行いたい政策が、多少でも理解できるように感じました。2020/05/26
templecity
12
中国、韓国の理不尽さを筆者は良く理化しており、日本は自立し、自前の防衛力を持つべきであると説く 2021/06/05
パット長月
11
訳者解説によると、訳者によるインタビューをまとめたもののようで、書下ろしというより編著なんじゃないかという気がするが、それはともかく、内容的には基本的に首肯できるものである。本書が対象とするような問題を、このように明快に論じてくれる(まともな)出版物等が余りなく、代替案も特になく状態で、首肯できるという以上に、著者の主張するようにならなかったら、日本はどうなってしまうのかな?と不安すら覚える。現行憲法下でも可能だといいな。2020/07/22
TheWho
11
ルーマニア生まれのユダヤ系米国人で、戦略・軍事史等を専門家の著者の「戦争にチャンスを与えよ」、「日本4.0」以来の3冊目。ベストセラーになった前著と違いインタビューを纏めた作品なので、聊か前著に比べ刺激性が薄かった感想を持った。しかし冷戦終結後の経済戦争とリアルな戦争との相互関係については、現状の安倍政権と経団連・二階幹事長らの支那注視の相違が、支那の深謀遠慮の企みに絡み取られているとも感じられた。支那発の新型コロナ蔓延で世界中が混乱している現状を本著で 語られた視点で、支那の欺瞞を注視したい。2020/03/29
トラ
8
興味深く読みました。日本の外交、朝鮮半島のこと、中国等といった事柄についてリアリティスティックに述べています。個人的に、韓国とオランダを照らし合わせて反日問題を述べているくだりが印象的でした。日本が進むべき針路について参考になる点も多いと思います。2020/01/28
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- 和書
- ぽっかぽか 〈2〉