内容説明
健康美食の基本技術。何をどう食べればよいか、食生活改善30年継続の実績!身近な食材だけを無駄なく食べつくす、家庭料理の極意。
目次
1章 全体設計篇―無理なくおいしく質を高める、食卓の「構え」
2章 主食と基本のだし篇―穀物礼賛・乾物開眼
3章 魚料理編―美味しい安魚で味覚を呼び戻す
4章 肉料理・油脂編―こうすれば太りようがない
5章 発想転換篇―普通のメニューも常識外れの「変な発想」で安価に
6章 常備菜と調味料編―乾物をじょうずに使って健康に
7章 食の基軸をつくる養生訓―楽しいリストラと健康美食のすすめ
著者等紹介
魚柄仁之助[ウオツカジンノスケ]
食文化研究家、食の鑑識家。1956年福岡生まれ。実家は大正時代から続く古典料理屋。古道具屋などを経て、1994年『うおつか流台所リストラ術』(農文協)で衝撃的にデビュー。以降、加工度の低い素材を活かした、安上がりで安全な食生活を提言し続ける。三十数間にわたって収集した戦前から戦後にかけての食文化に関する膨大な資料をもとに、日本人の食生活の変遷を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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baboocon
14
タイトルの(食費が)ひとりひと月9000円というフレーズに興味をそそられて。著者は90年代から家庭の食生活の見直しを実践されているそうで、本書もその新装版だった。加工食品を廃し、徹底的に自炊にこだわる健康食生活は古くて新しい。今の時代に食費9000円/月はなかなか実践できそうにないが、乾物や保温調理の活用はあまり他の書籍で見かけないので参考にしたい。2021/04/26
kenitirokikuti
7
魚柄仁之助氏が1994年に書いた最初の単行本の増補版。文庫版あとがきにもあるように、タイトルや本文の「リストラ」「不況」てのはバブル崩壊後のことである。25年前における過去回想なので、卵の貴重品感覚とか注釈が欲しいレベル。いま、乾物もそんなに安くはないし▲本作とか『味噌汁でカンパイ!』を読んで、ひさびさに米のガス炊きと出汁からとる味噌汁をしてみた。米を含め、「乾物を水で戻す」工程がポイントかしら?▲オリジナルが農文協なので、反アメリカ・反多国籍企業およびその線での反添加物、みたいな記述がところどころにある2020/03/23
むうこ
5
随分前に読んだことはあったけど、久しぶりに読み直してみるとやっぱり面白い。 魚柄さんのような調理はできなくても考え方は参考になることが多い。2021/12/20
niz001
5
予想以上に節約はしてたけど、これ普通に働いてたらできるのか?ダジャレが微妙。2019/10/15
シルク
3
今はイワシも乾物も高くなってしまったので、栄養満点でひと月の食費9000円は難しい。調理方法は参考になった。2021/06/12