出版社内容情報
ドイツ連邦共和国翻訳賞受賞の人気翻訳家が、知恵の宝庫ゲーテの言葉を短歌に詠み、女目線の解説で新たな「ゲーテ像」に迫る!
内容説明
ドイツ連邦共和国翻訳賞受賞の人気翻訳家が、知恵の宝庫ゲーテの言葉を短歌に詠み、女目線の解説で新たな「ゲーテ像」に迫る。
目次
1 人生
2 社会
3 知性
4 人間
5 女たち
6 芸術
7 老いと若さ
著者等紹介
平野卿子[ヒラノキョウコ]
1945年、横浜市生まれ。お茶の水女子大学卒業後、ドイツのテュービンゲン大学留学。『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』(河出書房新社)で、2006年レッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
39
ゲーテの著作に関する副読本はこれで三作目。水木しげる、齋藤 孝、そしてこの平野卿子。各人各様、視点が異なるゆえ、自分なりのゲーテ像が却って掴みづらくなった。だが、本作にある女性目線と三十一文字(短歌)からは、親しみやすさと心地よさを感じた。「物事の価値を決めるは君ひとり/君の思いが/すべてを変える」。ゲーテの根本思想さえ、警句という感じが薄まるからだろうか。ではあっても、文芸にとって最重要な言語についての短歌はやはり強く心をうった。「人生で/多数(あまた)試み身につかず/ドイツ語を書くことよりほかは」2019/09/18
双海(ふたみ)
10
ゲーテを短歌で詠む試み。2024/11/03
鈴木律
3
とてもとても面白かった。短歌のリズムは心地いいので、するすると読めた。元を読んでいないので、著者の苦労は分からないけれど、きっと大変だっただろうなあと思いながら、楽しみながら読んだ。ゲーテ、興味なかったけど読んでみたくなっている。2016/11/13
Char
2
一時期、ゲーテブームだったときに買ったんだと思うんですが、全然記憶がなく笑、長い間本棚の肥やしになっていた一冊。 ゲーテの数々の書籍の中の名分をピックアップするもので、塩野七生なんかがよく書いていたりしますが、この本の最大の特徴はそれらを短歌形式(31文字)で表現するというもの。まぁゲーテの作品を何一つ読んだことがないので、どれも感情移入ができなかったんで、何も残らなかったですな笑。何冊かゲーテ本を読んで人柄に触れてから、読むと良いのかもしれません。2015/02/02
よねよね
1
★★★★☆これも図書館本。ゲーテ、気になりながら「難しそう」て思ってなかなか手がのびませんでした。すうごくとっかかりやすくて面白かったです。2024/01/17