いびつな「書の美」―日本の書がたどった二つの近代化

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いびつな「書の美」―日本の書がたどった二つの近代化

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  • サイズ B5判/ページ数 392p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784864051828
  • NDC分類 728.216
  • Cコード C1071

内容説明

近代書の二大潮流である「革新派」と「伝統派」。注目を浴び手厚い研究がされる「革新派」の一方で、等閑視されつづける「伝統派」。このいびつな構造の背景には、近代以降の日本で評価されてきた「書の美」の偏りがある―。本書では、伝統と革新という、書の持つ両端の芸術性を同時に描き出し、近現代の日本書道史をより広い視野から俯瞰するとともに、見過ごされてきた「伝統派」の実像に迫り、「書の美」の新しい地盤を開拓する。

目次

第1章 「革新派」による書の制作理念(「革新派」登場に至るまで;「革新派」の発言にみるそれぞれの制作思想;井島勉の書道観とその問題点;久松真一の禅芸術思想)
第2章 「伝統派」による書の制作理念(「伝統派」の思想の整理;書道史上における「伝統派」の位置づけ;「伝統派」の背景にある思想;西脇呉石の芸術書観)
第3章 書の評価(書の評価と分類;書を評価する語としての「韻」と「個性」;実際の作品評価)

著者等紹介

林淳[ハヤシジュン]
1979年岐阜県瑞浪市生まれ。2022年広島大学大学院総合科学研究科博士課程後期修了。博士(学術)。専門は近代を中心とする書の芸術学。国立民族学博物館及び京都国立博物館事務官、続いて勝山城博物館及びあわら市郷土歴史資料館学芸員を経て、2023年より公益財団法人京都文化財団に奉職。京都芸術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
伝統派と革新派 明治維新、伝統芸術評価のリセット 古い枠打ち砕く自由な人間意志の回復希求 行為する場としての書、 「伝統派」制作思想、禅との深い結びつき 「書は心画なり」仏心の現れ 無相の自己から生まれる生命の躍動 天地全相の表現、絶対的所観性 書者の人格が滲み出す「気韻」 読めて形良く意味わかる書 主客未分の状態からの制作 100回見れば100の姿、書の多角的評価 書いた人が偉いから書も偉いへの疑問 人生そのものが現れる個性 幽玄・気品・伝統派評価の軸 書の美、解釈範囲拡大への貢献 心理学・教育学視点2025/04/29

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