内容説明
スタジアムの変遷や記録との関係、芸術家の参加などオリンピックをめぐる歴史から、スポーツと美術作品の顕在的/潜在的な相互作用。さらに競技、運動、観客をとりまくテクノロジーの問題、そしてeスポーツに至るまで、スポーツ/アートの境界上に新たな結びつきを探る。
目次
1(スウィングとスピン―「アート」としてのスポーツ、「スポーツ」としてのアート;オリンピックスタジアムの変遷 ほか)
2(スポーツ映像の美学と政治―レニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』をめぐって;熱狂の頂―日本におけるパウル・ヴォルフの受容と戦前のスポーツ写真 ほか)
3(イヴ・クラインの柔道;観念と絵画の狭間に打ちつける拳 ほか)
4(人が運動に隷属する時;運動を見るという運動―スポーツと芸術の観客身体論序説 ほか)
著者等紹介
中尾拓哉[ナカオタクヤ]
美術評論家、多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士(芸術)。多摩美術大学美術学部芸術学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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