出版社内容情報
何かをどこかに移す魔法使い、うつし屋のクーさん。そして何かを大きくしたり小さくしたり、もののサイズを自在に操るのは、大小王こと大小屋のタケさん。クーさんはシルクハットにモノトーンのタキシードに身をつつみ、タケさんは縞模様のパジャマで遊びまわる。見た目も正反対な二人だけど、意外と魔法の相性も良いようで……。二人が力を合わせて解決した夢のような魔法の物語を、さぁ、お話ししましょう。
【目次】
内容説明
何かをどこかに移す魔法使い、うつし屋のクー。そして何かを大きくしたり小さくしたり、サイズを自在に操るのは、大小王こと大小屋のタケさん。二人が力を合わせて解決した夢のような魔法の物語を、お話ししましょう。
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』でジュニア冒険小説大賞受賞、『狐霊の檻』でうつのみやこども賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
32
うつし屋(何かをどこかに移す魔法使い)のクーさん。大小王こと大小屋(もののサイズを自在に操る)のタケさんの二人は結構相性が良いらしい。 ①お菓子のサイズを大きくして欲しいこどもと、粋な代償 ②十年屋から時間を奪おうとした大小屋への依頼人 ③遊園地の移動&オシャレな演出 ④ヤバい真珠 ⑤自尊心とか誇りも大小できるんだ ⑥クーさんの過去 また新しい魔法使いでてきた。楽しい。2025/09/20
anne@灯れ松明の火
31
新着棚で。佐竹美保さんの表紙に今巻もうっとり。十年屋スピンオフシリーズ6。あるものを他に移し、代わりに何かを固定する「うつし屋クー」と、ものを大きくしたり、小さくしたりする「大小屋タケ」という魔法使いが登場。どちらも個性的で、コンビを組むこともある。最後までクスッと笑える話もあれば、ハラハラする話、腹の立つ話、切なくなる話、とバラエティーに富んでいる。クーの生い立ちは読んでいて辛かった。今、幸せになれて、本当に良かった! 双子の話も好き。それにしても、「うつくし屋」と「おおごや」と読めてしまい困った(笑)2025/09/05
かな
29
十年屋シリーズの特別編の第6弾。大小屋のタケさんとうつし屋のクーさん。タケさんは魔法使いの息子で世襲制。クーさんは鬱屈とした生活をはねのけ使い魔のマーテに導かれるように魔法使いに。タケさんもクーさんも魔法の対価に関しては優しさと厳しさが入り乱れている。その人の取り方にもよるのでしょうが。そして、やはり魔法使いを怒らせると怖い。普段はおっとりした感じのからしちゃんの趣味も怖い、ネズミをもて遊ぶ猫って感じ。それはさておき、ツルさんとポーさんまだ新婚旅行中なのね。新婚旅行中のエピソードも読んで見たい。2025/09/05
カール
14
今回はうつし屋クーさんと大小屋タケさんのお話。前巻のミンネさんとトートーさんも協力し合っていたように、今回のクーさんとタケさんも協力し合っています。十年屋8とリンクしている話もあり面白かった。ただ、今回はたまたま同じ時に両方の本を読んだのでお話を覚えていたけど、これからシリーズ作が増えていくと自分の記憶力が不安になります。2025/08/04
小梅さん。
12
大小やタケさん、可愛い! でも、甘く見るとしっぺ返しを食らうよ。 まったく、タケさんを利用して十年屋から泥棒をしようだなんて、ろくでもないのもいたもんだ。あの結果、いーい気味! 好きなものを好きなだけ食べたいチャチャくんの望み。 可愛いねぇ、うん、たまにはこういうのもいいよね。 うつしやのクーさん。かっこいい! クーさんとタケさん、出会えてよかった。 銀行屋さーん、この帯は、2人を紹介するところですよー。 ミツを自慢するところではないっしょw2025/08/16
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